12月29日の誕生花
ほおずき Winter Cherry
ナス科 原産地:北アメリカ・アジア
ほおずき市は夏の風物詩。
先のとんがった紙のような袋に中に、赤く熟れたほおずきの実。
真っ赤な玉をもみほぐしながら、中につまった種を苦労して出し、ほおずきを鳴らすという遊びがあります。
別名「灯籠草」。
日本の仏教習俗であるお盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾る。
毎年7月9日7月10日に東京都台東区浅草の浅草寺でほおずき市が催されている。
約200年前の明和年間(1764年~1772年)に始まったとされ、山東京伝の『蜘蛛の糸巻』によると、芝 (東京都港区)・青松寺の門前の武家屋敷に奉公する中間(使用人)が愛宕権現の霊夢を見た翌朝、庭で一株の千成りほおずきを発見し、「6月24日の功徳日に青ほおずきの実を愛宕の神前で鵜呑みにすれば、大人は癪の種(腹の立つ原因)を切り、子供は虫の気を封ずる」というお告げがあったと吹聴したところ、不思議と効能があったため、いつしか「御夢想の虫薬」と称して、青ほおずきの市が境内に立つようになり、さらに6月24日が観音様の四万六千日の功徳日であったことから浅草でもほおずき市が始まり、愛宕より盛大になったという。
また江戸時代には、青ほおずきは解熱剤や婦人の胎熱に特効があると言われていた。
北アメリカには種類が多く、「地面のサクランボ」「皮だらけのトマト」「紙袋に包まれたサクランボ」などの呼び名があります。
ほおずきの根や茎は、酸漿根(さんしょうこん)という生薬名で呼ばれており、利尿や咳止め、解熱に用いられます。
全草を干して煎じて飲む風習がある地方があります。
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