南フランス発祥のフレネ教育 セレスタン・フレネの教育思想と子どもへのまなざし
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最終更新日:2023/03/25
フレネ教育
セレスタン・フレネの子ども観と教育思想
セレスタン・フレネ(1869~1966)はフランスの山間にある小学校の教師でした。
しかし、そこで彼を待っていたのは、子どもの世界とかけ離れた教科書とその説明に終始する教師、その反復練習のためにすっかり学習
意欲を無くした子ども達でした。
彼はやる気をなくした子ども達のために、散歩教室を始めます。
村の小川や野原を歩いたり、畑や職人達の仕事場を見てまわったりすることで、彼らは好奇心と活力にあふれた表情をみせ、教師と親しげに語り合うようになりました。
そこでフレネは伝統的な教師の権威、理念を絶対的なものとする権威主義的な教育方法に異議を申し立て、子どもを主体とする教育技術(方法)を研究。
学校教育に子どもたちの手による校内新聞や学校間での通信などの印刷物を取り込み、自発的なグループ活動を通して子どもたちの人間性を養うことを目的とした「積極方式」と呼ばれるスタイルを生み出し、教育界に多大な改革をもたらしました。
さまざまな誤解と思想的弾圧を乗り越えながら、1935年、妻エリーズとともに人里離れたピウリエの丘にフレネ学校を設立。
フレネは生涯一教師として教育に携わりました。 フレネは生涯一教師として教育に携わりました。
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