12月19日 花の伝説

花のひとりごと

12月19日の誕生花

スノーフレーク Snow Flake

花言葉・・・「美」「希望」「慰め」

ヒガンバナ科  原産地:ヨーロッパ

学名を「LUUCOJUM VERNUM」といいます。

英名では「スノードロップ(雪のしずく)」、和名では「待雪草(マツユキソウ)」と呼ばれています。

スノードロップ属の一種で、葉のつけ根から、2~3本の短い茎を伸ばし、先端に小さな花を咲かせます。

はかなげな、純白の花びらはまるで雪片。

 

スノードロップとスノーフレーク

同じヒガンバナ科のスノードロップ(Snowdrop)とスノーフレーク(Snowflake)。

名前が似ていて混同しやすいのですが、それぞれ違う属の植物です。

スノーフレークは、ヨーロッパ中南部の原産で4月~5月ごろに白いスズランのような花を咲かせます。

花びらの先端にある緑の斑点がスノーフレークの特徴です。

 

スノ ードロップの言い伝え

禁断の果実を食べてエデンの園を追われたアダムとイヴ。

悲しむイヴをあわれんだ天使が、舞い落ちる雪をスノードロップの花に変えます。

天使は「もうすぐ春がくるから絶望してはいけませんよ」とふたりを慰めたといいます。

冬の終わりから春先(2月~3月ごろ)にかけて花を咲かせるスノードロップは、春を告げる花として知られます。

日射しに春のきざしを感じるころ、ひとつの茎にひとつずつ、釣鐘形の白い花をうつむくように下向きに咲かせます。

夜になるとその花を閉じ、日中に吸収したあたたかい空気を溜め込みます。

ヨーロッパでは春を告げる草。

その一面に咲き乱れるようすは、まるでシュトラウスのワルツを聴いているよう。

まさに「歓び」そのものです。

この種にはアリを引きつける物質が内蔵されているという。

種を運び、新しい土地に根付かせる___それはこの昆虫の役目。

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