わらべうた 鬼決め歌-じょうりぎ
じょうりぎ(鬼決め)青森県
歌詞
じょうりぎ じょうりぎ じょばんの ていしゅ
おっこのみ さしのみ さらば さらば
さぎになって じゅんじゅと ぬげろんじょ
*おっこの実・・・常緑の高木、イチイの異名。東北方言
*さしの実・・・植物スカンポ(酸葉・すいば)のこと
遊び方
何人かで円になり、両手をグーにして前に出します。
一人が歌いながらそのグーを指差していき、最後の「じょ」で当たったグーは引っ込めていきます。
以下くり返します。
最後に残った子が鬼だったり、最初に当たった子が鬼になったりします。
遊びのポイント
もとは下駄隠しの歌です。
草履(靴)を脱いで出し、歌いながら指で選んでいくところもあれば、足で踏みつけながら選ぶところもあるそうです。
歌詞がとても面白い歌ですが、メロディーもよく動き、たくさんの言葉が出てくるため、何を歌っているのかが子どもたちにとってはわかりにくいです。
言葉、発音をはっきりと歌うように心がけましょう。
最初は鬼決めをしながら1フレーズずつ分けて歌ってもいいですね。1フレーズずつ分けて歌う場合はその都度鬼決め役も交代していきます。
わらべ歌にまつわる豆知識
「じょぎり」とは江戸時代の‘草履かくし歌‘の一節。
「草履きんじょきんじょ、おじょんまじょんま」が変化したものではないかといわれています。
この歌は、下駄かくし、草履かくしの歌と呼ばれていますが、もともと草履は中国からの伝来品でした。
平安時代には浄履(じょうり)と呼ばれ僧侶たちの間で使われていましたが、室町時代には鼻緒が特徴で、草履の半分の長さの足半(あしなか)と呼ばれるわら草履が武士の履物の主流になりました。
江戸時代になるとさらに様々な草履が登場し、皮やビロードを用いたものまで作られるようになったということです。
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