すずめすずめほしや
歌詞
遊び方
「すずめすずめほしいや」・・・・リーダーが歌いながら群れに近づく。その時に動作する。
「どのすずめほしいや」・・・・・群れのすずめたち、お互いの顔や、みんなの顔を指す。
「○○ちゃんすずめがほしいや」・・・・リーダーが誰かを指し、選ぶ。そのとき全員円の隊形になる。
「やまあっていかれぬ」から「おにぎりやるからこいこい」まで、2人の歌問答。
「こいこいこいこいこい」はみんなで歌う。
歌い終わったら2人はすばやく一緒になる。
他の子は、輪のまま邪魔しながら輪を広げたり縮めたりする。
<隊形1>
全員が群れになり、リーダーが離れて立つ。
<隊形2>
全員が円陣になり、手をつなぐ。
リーダーと指名された子が向かい合う。
遊びのポイント
リーダー役が任意の子を指名して自分の方に使わせるという遊びです。
好きな子を選んでも、すぐには目的を果たせず、いくつかの障害を乗り越えて、やっと2人は一緒になれるという流れになっています。
まるでラブストーリーですが、このような流れの遊びは、嫁取り歌といわれる分野に属しています。
遊びの進行に重要な活動は歌問答です。
リーダー役とリーダー役が指名した二人はみんなが連取している園をへだてて相対し、問答形式で歌いあいます。
オペラでいえば、見せ場のデュエットというところ。
例を挙げて説明してみましょう。
・リーダー「○○ちゃんすずめほしいや」
・指名されたすずめ「山あって行かれぬ」・・・・困った様子で山をしめす様子。
・リーダー「山登ってこうい こい」・・・・力強く励ますように山登りの動作。
・すずめ「川あっていかれぬ」・・・・ますます困って悲しそうに、川をこぐ動作。
・リーダー「川 渡ってこうい こい」・・・・バタバタ手を動かし、口に手を当てて呼ぶ。
・すずめ「雨 降っていかれぬ」・・・・雨が降っているように両手を上から下に小さく揺らしながら、小さい声で。
・リーダー「傘 ける(あげる)から こうい こい」・・・・傘を開く動作、手まねき。
・すずめ「腹経ってゆかれぬ」・・・・お腹に手を当てて、切なそうに歌う。
・リーダー「おにぎりやるから こうい こい」・・・・大きなおにぎりを作る動作。一段と声を張り上げて。
これらの表情は、指導者の導入の部分で詳しく物語って聞かせ、子どもたちに充分に想像させて、演技中も、大げさでなく、助言しながら指導していきます。
子どもによっては、表情が苦手な子もいるので、無理強いせず、指導者も補いながら演じさせ、成功させるといいでしょう。
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