季節の歌ーでんでんむしでむし

わらべうた

でんでんむしでむし         季節の歌(夏)京都府

歌詞

でんでんむし でむし でなかま ぶちわろ

*でなかま ぶちわろ・・・出てこないと釜(殻)をぶちわるぞ

 

あそび方

お手玉をカタツムリの殻に見立てて手の甲にのせます。

「ぶちわろ」と歌ったあとに「そりゃたまらん」といった具合にカタツムリのつの(人差し指と中指)をニョキっと出す。

子どもがカタツムリの真似をして遊んでもいいですね。

 

あそび方のポイント

子どもがカタツムリの真似っこをするときは、両手を使ってカタツムリのつのを作り、歌う前は頭の横に引っ込めておきます。

「ぶちわろう」のあとに大きくニョキっとつのを出します。

なかなかつのが出ない子はお尻の方から頭の方へ向けて軽くさすってあげましょう。

その他、数人で手をつなぎ1本の長い列を作り、先頭の人から内側へぐるぐるとまわっていくと・・・

カタツムリの殻の大きな渦巻きが・・・できるかな~?

 

豆知識

カタツムリの呼び方は地方によって様々あり、その数はなんと5系統(カタツムリ系・ツブリ・ツブラ系・デデムシ・デンデンムシ系・マイマイ系・ナメクジ系)187種類もあるとか。(柳田國男『蝸牛考』より)。

「でんでんむし」という言い方は「出せ出せ」の古語表現「出ん出ん」からきており、カタツムリは渦巻きのお尻の方から頭の方へ、軽くさすると頭を出すといわれています。

また、カタツムリ(「蝸牛」)は狂言でも題材とされており、物語の中の山伏と太郎冠者(たろうかじゃ=狂言の役柄の一つで、主人に対する召使いとして登場する)の囃子物(はやしもの)の部分

「雨も風も吹かぬに 出ざ釜打ち割ろう でんでんむしむし でんでんむしむし」

はこの歌と非常によく似ています。

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