コロナの影響で、思いもよらない長期の春休みになりました。
シュタイナー幼稚園や学園に通っている子どもたちは基本メディアとの接触はしないように大人が禁止しています。
家ではもちろんテレビを見ることはありませんが、外出先で目にすることは多くなってきたように感じます。
先日、美容院へ行ったときのこと。
子どもたちも一緒に行くと、美容師さんが子どもたちが待っている間退屈しないようにとDVDを見せてくれました。
そして、休みの間の子どもの過ごし方について話をしました。
美容師さん「お子さんたち、DVDすごい集中してみていますね。」
私「うちではテレビを見せていないんです。
だからこういうところではすごく集中してみるんだと思います」
美容師さん「テレビ見てないんですか?
うちなんて、最近はずっとYouTube見てますよ」
私「お子さんはおいくつ何ですか?」
美容師さん「小2です。人形のごっこ遊びみたいな?
YouTubeにハマっているみたいなんですよ」
私「お子さんが自分で検索するんですか?」
美容師さん「そうみたいですね。
お子さんたちは日中、何して過ごすんですか?」
私「うちの子どもたちは劇遊びが好きで、
自分たちで小道具を用意したりして遊んでいますね」
美容師さん「へえ~。兄弟がいるとそうやって遊べていいですね。
うちは一人っ子なので難しいです(´-∀-`;)」
これを聞いて、一人っ子家庭は遊び相手がいないという理由でテレビやゲームがOKになってしまうのかな・・・と少し寂しい気持ちになりました。
友だちに「テレビを見せないことで、子どもに影響ない??」と聞かれることがありますが、まったくありません。
逆にテレビを見せることでわが子たちはストレスを感じやすくなると思っています。
テレビは見ている人を引きつけ、その場から離れられなくなります。
動いているのは目だけという状態になります。
そして、もっと見たいという欲求が子どもの動きを制限してしまうのです。
体を動かして遊ぶのが子どもの本来の姿です。
その動きを制限することで、からだは動きたいけれど動けないという状態になります。
そのため、テレビを見た後は変な疲労感が残ってしまうのです。
ということで、美容院の帰りの子どもたちは
「あぁ~疲れた~」
「おもしろかった~♪」
「抱っこ!抱っこ!!抱っこして~!!!」(やや怒り気味)
とそれぞれの感想。
以前よりはテレビに執着しなくなりましたが、そこは年齢も関係していると感じました。
そして年齢が低い幼児には、やはり影響が強いな・・・としみじみ思いました。
原則テレビを避けた生活を心がけていますが、現代では電車の中や駅など街のいたるところに映像があります。
全てを避けて・・・というのは難しいので、我が家では状況に合わせて(今回の美容院のように)見せてしまうこともあります。
テレビを見た後のわが子は落ち着きがなくなり、グズグズがひどくなってしまうので、そのあとの子どものフォローも忘れずに行います・・・。
何が良くて、何が悪いという判断は難しいですが、なぜメディアを子どもに見せないのか、この本当の意味さえ分かっていれば、安易にスマホやタブレットを子どもに持たせるということはなくなるのではないかと思います。
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