家庭菜園やってみたいけど、難しそう・・・。家庭菜園は庭や畑がないとできない・・・と思っていませんか??実は、家庭菜園はそんなに難しいことではありません。
全くの初心者でも、枯らさないよう水やりをするなどすれば、なにかは収穫できます!!何から始めたらわからない、、、というあなたのために、簡単に始められる家庭菜園をご紹介します。自分で育てて自分で食べる楽しみを、ぜひ体感してみてください。
意外と簡単!?まずは再生栽培からスタート
再生栽培というと、水だけで栽培できる豆苗が有名ですが、少しの土と容器を用意するだけで、格別に収穫できる野菜の幅が広がります。自宅で簡単に栽培できて節約になるのはもちろん、わざわざ買うのはもったいない、、でもアクセントにあると嬉しい野菜なども自家栽培することで、日々の料理が楽しくなります。
再生野菜の選びかた
【季節】
スーパーや八百屋の店頭には旬の野菜が多く並びます。旬の野菜はその時期に必要な栄養価がとても高いため、根やヘタに残った栄養で育つ再生野菜に適しています。そのため、比較的育てやすいので季節に合った再生野菜を選びましょう。
【手間】
自分の忙しさや野菜を育てた経験に合わせて育てる野菜を変えましょう。多忙で野菜にかける時間がない場合は、水だけで栽培できる野菜を選ぶとよいでしょう。また、はじめて野菜を育てる方にも、あまり手間のかからない野菜がおすすめです。
【使い道】
再生野菜の使い道には、育った野菜を料理して食べて楽しむ方法と観賞用として楽しむ方法があります。ダイコンやニンジンなど普段食べている根ではなく、葉の部分を育てる野菜もあります。再生野菜を育てる目的、育てたあと、料理や鑑賞など何を楽しむかによって、育てる野菜を選ぶといいでしょう。
料理で使う頻度は多いものの、一度に使用する量の少ない野菜を栽培してみてもいいでしょう。スーパーなどでの購入頻度が少なくなれば、節約にもつながります。ローズマリーやトウガラシなどは再生栽培で育てるのがおすすめです。
野菜を買うポイント
【根のついたもの】
三つ葉やネギの様に根から栽培する場合は、販売されている野菜の根がカットされていないものを選びましょう。また、葉の色が深い緑色でみずみずしく、鮮度の高いものを選ぶとよいです。
【ヘタを使う】
ニンジンやダイコンの場合は、葉や茎が少し残っているものを選びましょう。ヘタが乾燥してしまうと、うまく成長しないため、乾燥しておらず鮮度の高いものを選びましょう。
準備するもの
再生栽培は、家の中だけでもできる栽培方法です。容器を工夫するだけで、キッチンやベランダが明るくなります。可愛くおしゃれに、いろいろな容器を使って栽培してみましょう
【水耕用】
〇コップ
デザインの豊富なコップですが、底が深く再生野菜がたっぷり水につかってしまうため、茶こしなどをひっかけて使うと便利です。水をとりかえる時は、茶こしを持ち上げるだけなので簡単です。
〇グラス
可愛いグラスにそのまま再生栽培の素になる野菜を入れると、野菜が倒れてしまいます。そんなときは、ビー玉や小石などを敷き詰めます。隙間が埋まって野菜がまっすぐ立ちますし、見た目もかわいくなります。
素焼きの器は、通気性、吸水性、排水性に優れているため根腐れしにくく水耕栽培に優れています。平たい焼き物の場合は、薄いスポンジなどを敷いて、水を含ませ、そこにたねや再生野菜を刺すと安定します。
【土植え用】
プラスチックのプランターは比較的安価で購入でき、軽いので持ち運びにも便利です。ただ、通気性が悪いのが難点。
テラコッタともいい、粘土で形成して焼いた蜂です。通気性と水通しがよいので栽培に適した器です。陶器のため落とすと割れてしまうので注意しましょう。
〇木材
素焼きよりも軽くて壊れにくく、通気性も水通りもよい素材です。見た目もおしゃれなので、インテリアとしても使用できます。
インテリアとして壁にかけることのできるかご型の鉢です。中に麻布を敷き、土を入れます。
水耕方法
1:野菜をつける水の量は、栽培用に残した野菜の大きさの3分の1ほどにします。全体を祖っぷりつけてしまうとねぐざれを起こしてしまうので注意しましょう。根にスポンジのついているものはそのままつけたまま使います。水耕の場合、光と水で野菜を成長させるため、日当たりの良い場所に野菜をおき、水はなるべく毎日変えるようにしましょう。
2:植え付けのタイミングは、発根して一週間ほどたってから、土に植え付けましょう。根の長さがコップの底に到達する程度を目安にすると、植え付けのタイミングを計りやすくなります。
3:タネや発根した野菜が用意出来たら、次は種まきと植え付けです。野菜によって種まきの方法は異なります。代表的な種まきは、ばらまき(小さな種に適してる)、すじまき(葉物に適している)、点まき(大きな種に適している)の3つがあります。どの種まきもタネをまいたら、土でならして軽く押さえ、タネと土が密着するようにします。
植え付ける際は、子葉が埋まらない程度の深さにします。根が傾かないように注意しながら土をかぶせ、プランターの底から水が流れるくらいたっぷりと水をまきます。植え付け後2~3日は日陰においておきましょう。
野菜を育ててみよう
豆苗(とうみょう)-マメ科ー
豆苗は水耕で育てれば豆苗として、土で育てればエンドウ豆として収穫することができます。エンドウは呼び名が豊富で、さやえんどうはまだ小さいうちに食べると絹さや、大きく育てて豆を鞘ごと食べるスナップエンドウがあります。さらにさやを食べないグリーンピースもあります。
【用意するもの】
- 深皿やタッパー(遂行で豆苗のみ再収穫する場合)
- プランターと土(エンドウマメになるまで育てる場合)
【栽培方法】
- 下準備・・・市販の豆苗を切る。上部の葉や茎はそのまま食べてよい。この時、小さく芽の出ている部分を根本側に残すように切る。
- 水耕・・・切った根元部分を容器に入れ、根全体が浸るくらいに水を入れる。一週間ほどして苗が伸びてきたら、再収穫。
- 植え付けする場合(エンドウマメの再生)・・・切った根をそのまま土に植える。
- 伸びてきた茎が自立できなくなってきたら、支柱を立てる。さやが大きくなったら収穫時期。ハサミを使ってさやの根元から切って収穫する。
ネギーユリ科ー
炒め物や薬味、鍋物など一年を通じて食卓への出番が多いネギは万能野菜とも呼ばれています。ミネラル、ビタミン、カロテンといった栄養素が多く含まれ、青ネギには特に多くのカロテンが含まれています。暑さに強く、春から夏にかけて栽培できる便利な野菜です。
【用意するもの】
水耕栽培だけでもよいが、土に植えるともっと増やすことができます。
- コップ、グラスや瓶など
- プランター(小型)と土
【栽培方法】
- 下準備・・・ネギの根元を切る。根を利用するが、なるべく葉の部分を多く残すと成長しやすい。根元が浸る程度の水につけておく。腐らないように定期的に水をとりかえる。
- 水耕・・・数日すると、葉が伸びてくる。このまま水耕で十分育ったら、収穫することができる。
- 植え付けをする場合・・・水耕で収穫まで育ててもよいが土に植えるとより大きく生育できる。再生した苗を一定間隔で植えていく。大きく育ったら、根元から収穫する。土から養分を吸うため、複数回再生してくれます。
ニンジン葉-セリ科―
野菜の代表格としても子どもから大人まで親しまれているニンジン。栄養価が高く、食卓に彩りを与えてくれる緑黄色野菜です。主な可食部である根だけでなく、葉も食べることができます。葉にも栄養をふんだんに含んでいるため、再生栽培して複数回楽しめます。
【用意するもの】
- 深皿やタッパー
【栽培方法】
- 下準備・・・ニンジンのヘタを切る。食べられる部分を多めに残すと成長しやすい。ヘタの部分が真っ平らで、灰褐色に乾いてしまっていると再生しずらい。ヘタが緑色で、盛り上がったものを選びましょう。
- 水耕・・・深さのある皿に、切り口を下にして置き、水を入れる。この時、水が腐らないように毎日水替えを行います。切り口がぬるぬるしてきたら手でこすり洗いましょう。しばらくすると、青々とした葉が伸びてきます。
- 収穫・・・5~10㎝ほど大きくなったらニンジンの葉を切って収穫する。
ダイコン葉-アブラナ科―
煮物、サラダ、おろしなど活躍の場が多い便利な野菜です。葉っぱもおいしく食べられるのは、ご存じの通り。ふりかけやおつまみなどに料理されることで、ご飯とお酒の相性抜群になる大根の葉を自宅で再生して楽しみましょう。
【用意するもの】
- 深皿やタッパー
【栽培方法】
- ダイコンを切る。葉のついていたヘタの近くを多めに残して切る。
- 数日すると、葉が伸びてくる。十分育ったら収穫することができる。
ミズナ―アブラナ科―
一節によると、水と土だけあれば育つから、ミズナと名付けられた、というほど育ちやすいミズナ。原産は京都だといわれており、寒さに強く、冬場でも収穫できるため古くから重宝されていました。再生させても育ちやすく、強い生命力のある野菜です。
【用意するもの】
水耕栽培だけでもよいが、土に植えるともっと増やすことができます。
- コップ、グラスや瓶など
- プランター(小型)と土
【栽培方法】
- 下準備・・・ミズナの根元を切る。少し多めに茎の部分を残す。
- 水耕・・・そのまま水につけておく。スポンジなどに通すと斃れない。腐らないように定期的に水をとりかえる。数日すると葉が伸びてくる。
- 植え付け・・・水耕だけで収穫まで育ててもよいが、土に植えるとより大きく生育できる。再生した苗を一定間隔で植え付けていく。葉が黄色っぽくなってきたら、追肥する。水は多めに与えてよい。寒さに強いため、寒い時期にもたっぷり水やりをする。
- 収穫・・・大きく育ってきたら、外側の葉だけをハサミでとっていく。再び外葉が育つので、しばらくの間なんども外葉を収穫することができる。最後は根元からハサミで切っていく。
ほうれん草-ヒユ科―
【用意するもの】
水耕栽培だけでは大きく食べてのある大きさには育ちにくいため、水耕で発芽発根させて、土に植える。
- コップ、グラスや瓶など
- プランター(大型)と土
【栽培方法】
- 下準備・・・ほうれん草の根元を切り、水耕栽培する。根元だけを水につけられるようにする。数日すると新しい葉や根が伸びてくる。
- 植え付け・・・培養土のプランターに10㎝間隔で植えていく。
- まし土・・・根元を強くするために、10㎝ほどまで育ってきたらまし土をする。
- 収穫・・・約2か月で収穫できる。草丈20㎝が収穫目安。株を小刻みに揺らしながら引き抜く。葉がからまって折れやすいので、株ごと引き抜いて収穫するのがよい。
まとめ
家庭菜園は有事の際の料理調達方法としても注目されています。窓辺やベランダなど、家の中で簡単に始められる再生栽培で、緊急事態でも栄養摂取に心配なく、心の余裕をもって過ごすことができます。食べたあとや余った野菜から、簡単に始められます。初心者でも気軽に始められる再生栽培、ぜひ始めてみませんか。
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