わらべうた-とおれとおれ

わらべうた

とおれとおれ(くぐり遊び)大阪府

歌詞

とおれ とおれ やまぶし

おとおりなされ やまぶし

 

遊び方

横一列に手をつなぎます。

最後尾2人が門役(つないだ手を上にあげて門を作る)です。

前から順にその門をくぐり、後ろから3人目の人もくぐったら、後ろから2人目の人もその門に入り、ひっくり返り(なべなべのように)→もとの一列に戻りましょう。

 

遊びのポイント

先頭は最初、大人が担当しましょう。

最後尾の門役2人にはしっかり手をつないでもらって全員がくぐり終わるまで離さないように伝えてください。

もちろん、他の子どもたちにも全員がくぐり終わるまでは手を離さないように伝えることが大事です。

同じ人が先頭や門役にならないように気をつけましょう。

こういった遊びをする場合は、事前に「なべなべ」のように手をつないだまま背中合わせになる遊びを遊びこんでおくと、スムーズにもとの一列に戻ることができます。

門役と通る役に分かれて門くぐりの遊びにしても楽しいです。

最後につかまった人が門役と交代したり、門の数を増やしていっても面白いです。

 

わらべ歌にまつわる豆知識

この「とおれとおれ」は遊び方は少し異なりますが、「通りゃんせ」などと同じく関所遊びと呼ばれるものです。

関所とは人や荷物の出入りを取り締まる場所のことで、奈良時代から各地に設けられました。

山伏とは日本各地で回国修行をする修験者のことで、彼らは手形がなくても特別に関所を通れる存在でした。

歌舞伎「勧進帳」のお話でも有名ですが、壇ノ浦の戦いの後、頼朝に追われた義経が安宅(あたか)の関所を通る際、山伏の格好をしたのはそういう理由があったからだといわれています。

 

 

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