シュタイナー幼稚園を卒業して

子育て日記

私立幼稚園とシュタイナー幼稚園を卒業させて思ったこと

我が家の3人兄弟の末っ子は、親子で初めてのシュタイナー幼稚園でした。

上の子どもたちは、私立の幼稚園に通っていたので、末っ子はいったいどんな風に卒業していくのだろう・・・と未知の世界でした。

今思うとあっという間の3年間。子育て、というよりは自分育ての時間だったように思います。

 

息子の通ったシュタイナー幼稚園は自主運営の共同体という組織。(シュタイナー園の多くは共同体という組織が多いようです)

そのため、子どもを育てながらも、園が円滑に運営できるようにするのも親の役目。

子どもの居場所を守るため、作るために、親たちでいろいろ考え、勉強しながらの日々でした。(これらはある意味社会運動ですね!)

幼稚園の行事はそれほど多くはありませんでしたが、季節の行事として、親子で楽しむものがありました。

日々の子どもの生活は・・・というと、もう未知の世界!!

園舎には基本、保護者は入れないので(行事以外)どんなふうに一日が流れているのか、子どもたちの動きもまったくわかりませんでした。

生活面は、先生任せになってしまったかな?とも思いますが、そのくらい園での生活は子どもを安定させる力がありました。

一方上の子どもたちは、私立の幼稚園だったので、すべて先生と役員保護者にお任せでした💦

それでも、親子で共に育つ!!という意識の高い幼稚園だったので、親子で体験する行事が多くありました。

子どもと一緒に縄跳びをやったり、巨大積み木を登る挑戦をしたり、親子水泳大会があったり・・・いろいろな体験をさせてもらいました。

おかげで上の子どもたちは、元気で運動大好き!!な子どもに育ったなぁというのが率直な感想です。

そして、シュタイナー幼稚園の卒園式。

入学式も独特な雰囲気がありましたが、卒園式も一般の幼稚園とは全く別世界にいるような感覚でした。(そもそも、シュタイナー幼稚園では少人数の子どもを見るため、一般の幼稚園とは規模が違う)

卒園式はコロナ禍ということもあり、人数も最小限で執り行いましたが、実施できたことが何よりもうれしかったです。(このような時代になるとはまったく思っていなかったので、たくさんの人に見送られて卒園できることのありがたさを感じました。)

卒園式で行われた、年長児による人形劇。

こんなこともできるようになったんだな~と感激。卒園式では、いつもは先生の作ってくださったおやつを食べますが、今年はそれはなくなり、年長児の作った坊主人形とおくるみの披露のみ。

本当に短い時間なのですが、子どもの成長をそれだけで感じることができて・・・と思わず涙。

思い返すと、お部屋に入れずに、泣いていた年少時代。

歩くことが楽しくなって、家から歩いて幼稚園まで通った年中児。

年中になってからは、体力もついて降園後に公園でも遊べるようになったこと。

年長さんになってからは、みんなの憧れの的といわれるくらい、先生のお手伝いやかけっこ、想像力豊かな遊びでみんなをひきつけたりしたようです。

シュタイナー教育で得たものとは???と振り返ってみると、一番は「子どものリズムを作ってもらえたこと」。それから子どもの意志がしっかり育ったことだと思います。

 

話を聞く集中力や想像力は、上の子たちと比べると同じくらい豊かではありますが、自分を常に肯定的に考えて、動いているような?なんとも言い表しにくいのですが・・・・。芯があるとでもいうのかな。そういった強さがあるように感じました。

これから小学生。どんな風に成長していくのかな。。。ともにいることを忘れずに過ごしていきたいです。

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