0歳から歌あそび

0歳の子どもとどうやってあそんだらいいの?そんな新米ママにぜひ一緒にあそんでほしい
のが歌あそびです。お母さんの愛情があれば他にはなにもいりません。
ぜひ子どもといっしょにあそんでみてください。

塔の風見鶏

「あなたの子どもが、見つけたものをよろこんで、すぐまねをしたがるならばそれが新しいこと
を把握する深い基礎となるのです」(フレーベル)
これは、子どもの好奇心をくすぐるあそびです。大人の真似をしながら、手と間接とひじの
運動が自然につきます。

あそび方

1.子どもをひざの上にのせます。
2.両手を合わせ、腕をまっすぐ伸ばします。
3.親指が風見鶏の頭、ほかの指は尾、手のひらが胴です。
4風に吹かれている風見鶏になったつもりで、うたいながら手を左右に、1小節ごとに向きを変えて
ゆっくりと動かします。

ぱったりこ 子どもがころぶ

「親や保育者には子どもの精神と力を強めたいという思いがあります」(フレーベル)
これは子どもを精神的に支え、子どもの運動にもなるあそびです。子どもが0歳くらいの
やっと立てるころ、またすべって転んだときなどにお試しください。

あそび方

1.語りかけるようにうたいながら、子どもの手をとって立たせます。
2.「ころぶ・・・」で手をそっと離し、子どもがお尻をついたら、再び手をとって立たせて
・・・をくり返します。
*お尻をついても痛くないようにクッションや座布団を敷いて行ってください。
>>歌詞の中の「こども・・・」の部分はその子どもの名前に変えて歌うといいですね。
立てない子どもの場合は、2で上体を起こし、そっと寝かせる、をくり返します。

あんよでタントントン

「子どものうちに、はやく上手にやさしく外から刺激を与えて、内なる生命を育てなさい。
ふざけたり、あそんだり。上手にからかったりし、感情、感覚、そして予感を目覚めさせ
なさい」(フレーベル)
これも0歳からできるあそびです。

あそび方

1.子どもの足を軽く持ちます。
2.子どもの動きに合わせて、うたいながら左右に子どもの足を交互に動かします。

子どもの育て方がわかる歌あそび

ここにご紹介した3曲のように、フレーベルの歌は、大人が子どもとうたいながらあそぶように
つくられています。

『母の歌と愛撫の歌』にはそうした歌が50曲もあり、どの曲も日常生活の中で子どもが経験することや、子どもに経験させたいことをテーマにしています。

歌詞には「こどもはたのしいことばかり」とか「いつでも思いやりに支えられ」とか「うれし
いね」といった言葉が使われています。

それをくり返しうたってあそび、たのしむうちに、大人は子どもの育て方がわかってきます。また、子どもは、自分がどんなに大切に愛されて育てられているかを理解します。

周りのすべてのものに感謝する心が育っていくのです。
フレーベルの歌あそびは0歳のあかちゃんからできます。

大人のひざの上で一緒に手や足を動かすことで、運動器官を発達させ、丈夫なからだをつくります。

こどもの感覚や感性を育て、「予感」を目覚めさせることもできるのです。

また、自然科学に興味をもっていたフレーベルは食や自然に関する歌もつくっています。

例えば、食事にかかわる歌に「味見の歌」「おしまい」があります。

「食べたものがこなれて、子どもが元気になる」という内容や、いろいろな食物を味わうことの大切さ、未熟なものを食べてはいけないことを、歌の中で教えています。

時間の歌は「チック、タック」。小動物とのふれあいをテーマにした「ひなどりさんおいで」「小鳩さんおいで」もあります。「小川の中のちいさな魚」では、魚が水中を泳ぐようすを表現し、指を動かして遊びます。「たてによこに」では、木と板でつくった遊具を売りに出すごっこあそびをしながら歌をうたいます。
こうして、フレーベルのつくった歌をうたいながら、あそぶことで、大人もこどもも、心身ともに自然と健やかになっていくのです。

まとめ

いかがでしたか?あかちゃんに子守唄をうたってあげたりすることはよくあると思います。

でもそんな歌をあかちゃんと一緒に楽しむことで、親として伝えられることがたくさんあるんですね。あかちゃんにどんな歌をうたってあげていいのかわからない・・・という方はぜひ試してみてください。

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