楽しい!受けたい!ゲーム感覚で音楽の授業

子育て日記

2年生の音楽の授業参観がありました。

シュタイナー教育の音楽ってどんな風に行われるのか?興味深く参観させてもらいました。

2年生の音楽授業

教室に入ると子どもたちはお母さんたちがたくさんいるので、ソワソワした様子。

イスは円形になっており、そこへ先生が入り挨拶をして授業が始まります。

 

初めは手をつないで輪になり、歌に合わせて歩きます。

 

小人になったつもりで、小股で歩いたり足音を立てずに歩いたり。

それからみんなで床に座り、一つのボールを一番遠い人のところへ転がしていくということをやっていました。

その時気を付けるのは、ボールを渡す相手の目をしっかり見ること。
声を出さずに静かな状態で行ないます。

(これは以前参加した親子オイリュトミー講座でも行われていました。)

オイリュトミーとは何だろう?体験してみて感じたこと
先日、親子で体験するオイリュトミー講座に参加しました。 そもそもオイリュトミーってなんですか?? という素朴な質問をしたところ、オイリュトミーとは「芸術的なダンス」というとらえ方でよいと言われました。 わかったような、わからないような・・・...

でも2年生は黙ってやるのはまだ難しいよう( ´艸`)

あちこちで、「あ~届かない。。。(ボールが)」「○○に行け~!」「とっちゃダメ~」等々いいながらやっていました。

 

 

一度やった後に、自分の渡した相手を覚えていますか?と先生に聞かれ、子どもたちは
「覚えてる~!!」との返事。

そこで今度はしゃべらずに同じ人にボールをまわしてみることに。

 

 

一度渡した相手を覚えている子はサッとまわし、うるおぼえの子は「?」となりながらも他の子が「○○のところだよ!」と教えてあげたり「次は○○だったよね」など・・・やっぱりしゃべりながらまわしていました(笑)

でも一度まわした相手に渡すので、誰に渡すか迷うことがないので、二回目はすぐに終わりました。

 

 

さらに今度はボールを受ける人は目を閉じて手だけを開いて待ちます。

ここでもしゃべらすに行うよう先生から言われます。

目を閉じてボールが自分の手の中に入るように待ちます。ボールを転がす子はまっすぐ相手の手の平に入るよう集中します。

 

他の子どもたちはそれをじっと見守り、入らなかったときはサッと手を開いて待っている子の手の中へボールを入れてあげます。

3回目は子どもたちも集中してか、わりと静かにやっている印象でした。

 

 

ボールまわしが終わった後は、ライヤーという楽器を使っていました。

二人一組になるようにライヤーを子どもに持たせ、歌に合わせて音を出していきます。

楽器を持っていない子は、持っているつもりで手を動かします。順番にライヤーを鳴らし、今度は歌に合わせて弦をはじきます。

そしてどの弦をはじくのかはペアになった相手と相談しながら決めます。

 

 

相談が終わったら、歌に合わせて弦をはじいて音を出します。

ここではみんなよく音を聴いていて、少しでも音がずれると「音が違う?」と子どもたちは気づきます。

 

 

ライヤーが終わると、次は笛。一人ずつ先生から自分の笛を受け取りに行きます。

笛を袋から出してから、笛を手の平に叩いて音を出します。

笛を縦にしたり横にしたりすることで、同じ叩く音でも変わってきます。

 

先生が音を出してリズムを作ります。(トントントンであったり、トントトトンであったり)

そのリズムを真似して子どもたちは同じ音を出します。

 

 

円になっているので、今度は先生の隣の子が好きな音を出します。

そうやって順々に子どもたち一人一人の音を聴いて、みんなが真似をしていきます。

 

 

一周したら、笛を吹きます。

先生の出した音を真似して吹きますが、先生は一人一人の指の位置などを確認してまわります。

 

 

「ほたるこい」の曲をやっていました。

子どもたちは音を聴いて、先生と同じように一小節ずつ吹いていきます。

 

 

この年齢では「この指の位置はドの音」などということはせずに、耳で音を覚えていくようです。

私なんかが教えたら、「ドレミファソってまずは吹いてごらん!?」とか言ってしまいそう・・・(´-∀-`;)

 

 

何回か曲をふいたら笛を掃除して、オイルを塗って・・・先生に一人ずつ笛をかえしにいきます。

こういった何気ない動作でも物への愛情を感じました。

こうして音楽の授業は終わりました。専科の授業はだいたい45分くらいでした。

公立の音楽授業とシュタイナー学園の音楽授業

見ていて、笛の授業であったなら45分間ずっと笛をいじったり、ひたすら吹けるようになるまで練習していそうなのに、こんな短い時間しかやらないのだなと感じました。

 

ちなみに、自分の受けた音楽の授業はひたすら曲になるように練習していたような記憶しかありません・・・(´-∀-`;)

 

 

子どもを見ていると、もう少しやりたい・・・と思うくらいでやめるのも子どもにとっては満腹にならずにちょうどいいようです。

シュタイナー教育では「聴く」ということをとても大事にしています。

そのことが、授業を見ていてとても感じられました。

 

 

よく聴くということ、触ること、見ること、人の感覚をフルに使い体験しながら授業行っている様子を目の当たりにして、自分が受けたいなぁと思ったのは、やはりシュタイナーの音楽授業でした。

先日受けた「数」の講座もこの音楽の授業と通じるものがあったので、またそちらもブログにアップしますのでお楽しみに~♪

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