べんけいが 触れ遊び 奈良県
歌詞
べんけいが ごじょうの はしを わたるとき
うんとこどっこいしょ うんとこどっこいしょ
うんとこどっこい どっこいしょと ゆて わたる
あそび方
本来はしぐさ遊びのあと、にらめっこをする遊びですが、ここではふれあい遊びとして紹介します。
大人の指2本(人差し指・中指)を使い、子どもの手の甲から腕をのぼっていきます。
肩までのぼったら「うんとこどっこいしょ」でそのまま顔の横から頭の方へ登っていきます。
「ゆてわたる」で反対側の肩へ降り立つような感じで。
あそびのポイント
しぐさ遊びのこの歌は、2人で向かい合い、歌詞に合わせて面白おかしく動きながら最後ににらめっこをして遊びますが、月齢によってはとても難しいので、触れ遊び歌として紹介しました。
他にも座って、子どもの足先から指二本使って登ってもいいですし、抱っこしてリズムに合わせて歩いていくだけでも面白いです。
豆知識
“べんけい(武蔵坊弁慶)”“ごじょうのはし(五条橋)”といえば、有名な牛若丸(源義経)との戦いですね。
18か月で生まれ、すでに2~3歳児の体つきだったとされる弁慶は、小さい頃から力が強く、恐れられていました。
大人になり、さらに体も大きく力も強くなった弁慶は、京で1000本の刀を奪おうと道行く人の刀を奪い、次で1000本目というところで牛若丸と出会いました。
しかし、牛若丸の身軽さにはかなわず、負けを認めて牛若丸の家来になりました。
弁慶の七つ道具<鉄熊手(てつくまで)、大槌(おおづち)、大鋸(おおのこぎり)、鉞(まさかり)、つく棒、さすまた、もじり>と呼ばれるものがありますが、それらを常に背負っていた弁慶。
「うんとこどっこいしょ」といって橋を渡るのもうなずけますね。
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