キャンプの子どもの楽しみ方!年齢別自然遊びガイド

自然遊び~CAMP~

「うちの子は、外遊びできるかな?まだ小さい?」と考えているなら、もう一度、子どもを観察してみて。

子どもの成長発達を知ると、いっしょに楽しめることが見えてきます!!

どんな時期??子どものあそび

子どもの成長によってあそび方は変わっていきます。

ここでは年齢別に子どもの成長と好きな遊びについてご紹介します。

0歳~2歳の時期

人間が周知(外界)とどうかかわるかが「知能」です。

人間は生まれたときから、知能を発揮して毎日を過ごし、日々成長いきます。

 

「感覚・運動期」

と呼ばれるこの時期は、直接感じたことで外界を知り、直接体で反応する時期。

たとえば、いままで遊んでいたおもちゃが、布などで覆い隠されと、とたんに反応をやめてしまうという赤ちゃんの姿を見たことがあるでしょう。

 

この時期は「感覚」の経験がたくさんできる機会を作ってみてください。

「生きる力」のベースになるのはそこでいっぱい感じて、反応すること。

 

自然の中では、家とは違い、さまざまな複雑な形があったり、多様な色が存在します。

そういった豊かな環境の中で育っていくと、彼らの知的発達にとっての「ベース」の面積が大きくなっていきます。

🔶外あそびにはコレ!🔶
キャンプ場に持っていくと楽しいアイテムの紹介

0歳・触って、見るだけでも大きな刺激

いろんなものに触れること、見ること、感じること、また匂いや風も大きな刺激になります。

 

1m四方の世界でも多くのことが体験できます。草をむしるだけでも立派な経験です。

草の感触、匂いを感じ取っています。

身近な公園でシートを広げて空や木々の下で過ごすことだけでも立派な自然遊びです。

1歳・どんどん世界を広げていこう

1m四方の範囲から、ハイハイやよちよち歩きで、どんどん世界を広げられる時期です。

進みたいところまで歩かせてあげましょう。

 

大人は子どもの周囲に危険なものがないか、危険なものを口に入れないか、最低限の見守りをわすれずに。

汚れてもコロンと転んでも、子どもがやりたいことを優先してあげてください。

🔶0~1歳はどんな時期?🔶
子どもの成長を知っておくと、育児はグンと楽になります!
0、1歳の特徴と発達段階 ハイキング&キャンプのおすすめのあそびは?

2歳~3歳・発見する楽しみを引き出そう

道端の石をひっくり返してみる、何かをのぞいて見るのが、とにかくおもしろい時期。

発見する楽しみを引き出してあげましょう。

自然の中では

 

「この中にはなにがあるの?」

 

「この穴は何だろう?」

と思って、行動を起こすチャンスがたくさんあります。
大人もいっしょになって、発見する喜びを体験してみてください。

🔶2~3歳とあそぶには・・・🔶
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3~6歳の時期

「感覚・運動期」のベースの上で、「表象」のステージに上がっていきます。

 

「表象」とはイメージ。

事象をいったん自分の中でイメージ化して、それに働きかけるという時期です。

遊んでいたおもちゃが隠されても、そこにあるのをイメージして「隠されているおもちゃがある」ことがわかります。

しかし、表象はできても、理論的思考はできません。

 

「お月さまが笑っていたよ」という子にとっては、それは「笑っているような月」ではなく、本当に笑っていると見えています。

自分に心があるのと同じように、すべてのものに心があると考えます。

 

そこで大人は、「非科学的な見方」だからと正して、「正解」を押し付けるのは避けましょう。

この時期に、いわゆる無邪気で子どもらしい見方で世界をたっぷり味わうことが、たくさんの「不思議だな」の気持ちを携えられることにつながります。

3~4歳・探したり、集めたりが大好きな時期

道端での「どうなっているの?」が満たされたら、そこに冒険的要素を加えていくとさらに楽しさアップ。

ジャンプしたり、登ったり、走ったり。

また、鳥の声や、動物が通るガサガサ音などを効いたり、「何が見える??」などの声かけがあると、さらに喜んでくれます。

 

なにかを探して、集めるのも大好き。

どんぐりをたくさん集めたら、その気持ちに共感して、大事にしまっておきます。

 

しかし、子どもたちは集めてもって帰ってきたことに満足。(そのため、そっと処分しておけば、気づきません)

また、絵本を使って自然体験を深めるのもおススメ。

「あそこに絵本のネズミがいるかもね」など、いっしょに物語りの世界を自然の中でも楽しみましょう。

5~6歳・動機づけでおもしろさが広がる

引き続き、探したり、集めることが楽しい時期。

さらに「動機づけ」をしてあげることでグンとおもしろさが広がります。

 

「今日、冒険をしたいんだけれど、冒険って何だと思う?」と問いかけると、「レスキュー隊だ!」などの展開に。

自分たちで意思決定をする機会があることで、モチベーションが上がっていきます。

 

そんな時、ロープなど道具が一つあることで、さらに強い動機づけに。子ども自身でどんどん展開を膨らませていきます。

 🔶幼児期は・・・🔶
4~6歳の幼児期の子どもの成長は??
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7歳~の時期

具体的なものを手掛かりにすると論理的思考ができるようになっていく時期。

算数ならタイル(具体的なもの)を使って、足し算や引き算をするのはできます。

 

実物がなくても論理的思考ができるようになるのは、中学生以降。

マイナスの概念を学ぶなど、「算数」が「数学」になります。

すべてのものは自分と同じだという認識から、だんだんと自分の見方を手に入れ、いろいろな情報から推論していくようになります。

 

この時期はより、挑戦する、競争する、試すことが喜びになります。

 

ハイキングや軽登山でコースに挑戦することで達成感を得られたり、集めてきたものを使ってなにかを作ったりと、幼児期から進んでさらに「おもしろく思うこと」が多様化していきます。

🔶小学生になったら🔶
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7歳以降・いっしょに作戦会議!ワクワクして準備を

どんなことをしたいのか、いっしょに考えてみましょう。

それまでさまざまな体験をしていると選択肢が生まれてくるので、考えて決めることが楽しくなります。

「キャンプに行こうと思っていて、こういう場所なんだ。ここで何をしようか?」などと作戦会議。

ときには、手紙を書いて招待状を渡してあげれば、子どもたちはワクワクしながら準備できます。

また、クラフトなどなにかを形にすることも好むように。

 

そのときは「これはなに?」と作品の意味を問うよりは

 

「どこが大変だった?」

 

「難しかったところは?」

と聞いてみてください。また、大人が(子どもにとって)高度な作品を作れば、意欲が向上して「もっとやってみたい」となるはずです。

 

まとめ

いかがでしたか?
子どもの年齢によってあそび方はさまざま。

せっかく行くキャンプでは思いっきり楽しみたいですよね。

子どもが「また行きたい!」と言ってくれるように、無理のない範囲で子どもといっしょにあそんでみるときっと素敵な時間になるはずです!

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