9歳の長女と3歳になった末っ子長男がしばしばケンカをするようになりました。
今回は本が大好きな長女は図書館で借りてきた本を片っ端から読み、末っ子の借り
てきた絵本も読もうとして、絵本の取り合いになったのです・・・(-_-;)
そして「貸して」と言えない長女、断固として渡したくない末っ子・・・。
しまいには「なんで貸してくれないの!あんたの本じゃないでしょ!ケチ!!」
と捨てセリフを。。。(゚Д゚;)
どちらの気持ちもわかるけれど、親としては長女にもう少し我慢ができたり、相手
を思う気持ちをもってほしいのですが・・・なかなかうまくいきません(;^_^A
「そんな言い方しないで」と私が声をかけると、水に油をそそいだようで、ギャー
ギャー叫び散らしてひっくり返る始末。まるで同年齢だな。。と思いながらも、今度
は末子に「お姉ちゃんも読みたいんだって。ちょっと貸してあげる?」と聞いてみる
けれど、もちろん「うん」というはずもなく、「やだ!見せない」といって逃走。
もうこれはうるさくても放っておくか・・と思ってそのまま放置することに。
するとひとり黙って本を読んでいた次女が末っ子をそれとなくあそびに誘ってくれて、
二人で積み木で家を建てたり、人形ごっこを始めた。すると末っ子も気持ちが落ち着
いたようで、楽しそうにあそび始めた。そこへすかさず?次女が「絵本貸してあげる?」
と聞くとなあんと素直に「うん。」といって長女に絵本を貸してあげたではないか!!!
長女もやさしくされると「ありがとう」といって絵本を受け取り、読み終わると「はい、
返すね」と素直に言う姿が💦子ども同士ってすごいな・・・と思った出来事でした。
大人としてはこうすればいいのに、とか分かるけれど、子どもは実際に体験して自分が
どのようにふるまえばいいのか、こうやって学んでいくんだなとしみじみ思いました。
わが子だと子どもが「ママ~~~!!!」と助けを求めにやってくると(またか‥)
なんて思うこともよくあるもので、でも自分が何とかしないと、みたいな気持ちも
あったりで。。見守ることの大切さはわかっているつもりだけれど、ここは大人が
子ども同士のいざこざに首を突っ込まないようにする、いわば我慢の練習なのかなぁ
なんて思いました。
そんな長女もこのところ、自分自身どうしていいのかわからないようす。
「なんで妹に意地悪を言っちゃうんだろ?前はこんな嫌な子じゃなかったのに・・」
ぽつりとつぶやいた言葉が、私の心にとまりました。長女も自分の言ったことや、やっ
てしまったことに対していろいろと悩んでいたんだな。。9歳児は今まで守られていた
世界から自分と他者との違いをはっきり自覚する時期だそうで、今まで見ていた世界
(ファンタジーの世界)と現実世界の境界線に立っているようなものだとか。
目に見えないところだから、ついつい文句を言ってしまっていたけれど、実は長女も
苦しんでいたようです。かわいそうなことをしてしまった・・・ごめんよ。
子どもの発達ってすごいなぁと思いつつも無知なまま子どもを育てることへの怖さも
感じてしまいました。
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