指あそび歌-ちゃつぼ

わらべうた

ちゃつぼ (指あそび)広島県

歌詞

ちゃちゃつぼ ちゃうぼ ちゃつぼにゃ

ふたがない そこをとって ふたにしろ

 

遊び方

片方の手をグー、片方の手をパーにしてグーの上に乗せます(ふた)。

歌に合わせて上に下にふたをしていきます。

片手ずつ役目を変えます。最後にふた(上)に手の平がくればOKです。

  1. 右手がパーでふた
  2. 右手がパーでそこ
  3. 左手がパーでふた
  4. 左手がパーでそこ

1拍ずつしぐさを変えて

「ちゃ」「ちゃ」「つ」「ぼ」・・・・以下①②③④をくり返します。

 

遊びのポイント

明治時代にうたわれていた「ちゃつぼ」の遊び方は少し違っていて、

  1. 膝頭→②右手の平→③左肩→④頭部→⑤右肩→⑥膝頭→⑦拍手

と順に打っていくといった遊びだったようです。

歌に沿ってオリジナルの7つの動作を考えてみてもいいですね。

 

わらべ歌にまつわる豆知識

歌のとおり、茶壷にはふたがありません。

自分でふたをして、口覆(くちおおい)という四角形の布で覆い、その上から口緒(くちお)という細い紐で結びます。

この口緒の結び方も様々な飾り結びの技術があるようです。

一般的に「茶壷」といえば「葉茶壷」を指し、大型のもので高さが40~50cm、4~5㎏ほどのお茶が入るとか。

11月に行われる口切り(その年の新茶を味わう)には茶室に葉茶壷が飾られ、そこから取り出された葉茶を石臼にかけ、ひきたてのお茶が客人に振舞われるそうです。

 

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