じごくごくらく(ゆすり遊び)広島県
歌詞
じごくごくらく えんまさんのまえで
おきょうをよんで はすのやまへとんでいけ
じごくごくらく えんまさんのまえで
おきょうをよんで はりのやまへすてられた
遊び方
2人組になり、向かい合って手をつなぎ、なかに1人入ります。
歌いながら左右に揺らし、「とんでいけ」で片手の手を放して放り出します。
門くぐりの遊びでつかまった子の遊びにしてもいいですね。
遊びのポイント
この遊びはもともと別の遊びと連動していて、勝ったグループと負けたグループに分かれてあそびます。
勝った方の2人が向かい合って手をつなぎ、そのなかへ負けた方の1人を入れ、歌いながら左右に揺らします。
ある意味罰ゲームのような遊びです。
また、単体の遊びにしても面白いですし、他の遊びの延長で遊ぶこともできる歌です。
大人2人と一緒に遊ぶ場合は、子どもの脇と足を抱えて横に揺らして遊ぶのも楽しいでしょう。
門くぐりなどの遊びと一緒にする場合は、つかまった人に“地獄”と“極楽”のどっちがよいかを聞いて、“地獄”なら激しく揺らす、“極楽”ならゆっくり揺らすなど変化をつけてあそんでみましょう。
わらべ歌にまつわる豆知識
閻魔さまはもともとインド神話では光明の神様とされていましたが、人類最初の死者となったため、冥界の支配者となりました。
平安時代になると十王信仰が盛んになり、閻魔さまもその一人として数えられました。
人間は死後初七日から七日ごとに四十九日まで、その後百ヶ日、一周忌、三回忌と10回にわたり生前の罪を十王によって裁かれ、来世の生を定められるといわれています。
また、人は生まれながらにして、俱生神(くしょうじん)と呼ばれる2人の神様が左右の肩にのっており、善行悪行のすべてを記録し、三十五日目の閻魔大王の裁判のときにすべて報告されるとか。
閻魔さまの前では嘘をつけないというのはそこからきているのです。
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