わらべうた 鬼あそび-あめかあられか

わらべうた

あめかあられか (つかまえ鬼) 長野県

歌詞

あめか あられか てっぽうか

うめに うぐいす ほうほけきょ おじぞうさまか

 

遊び方

鬼は目隠しをしてしゃがみます。

他の子は円になり、鬼を囲みます。

手をつないで右方向に回りながら歌を歌い、歌の後、鬼が選んだ言葉のポーズをとりながら逃げます。

鬼は10数えて「ストップ」といい、後は音を頼りにつかまえます。

つかまえたら、さらにつかまえたこの名を当てます。

 

歌の後

鬼「雨」・・・・「ざあざあ」と言って逃げる

「あられ」・・・「さらさら」と言って逃げる

「鉄砲」・・・「どどんどん」と言って逃げる

「梅」・・・静かに逃げる

「うぐいす」・・・「ほーほけきょ」と言って逃げる

「地蔵」・・・その場で動かず地蔵ポーズ

 

遊びのポイント

「雨」なら“ざあざあ”、「あられ」なら“さらさら”といった具合に鬼が決めたものによって逃げ方が異なります。

一人ひとりがあそびのルールをよく理解することがポイントです。

鬼は目隠しをするため、何もない広いとことで遊ぶようにしてください。

 

わらべ歌にまつわる豆知識

鉄砲の弾が激しく降り注ぐ様子を「雨あられ」といいます。

そのために「鉄砲」という少し物騒なものが歌の中に表れたのでしょう。

「梅にうぐいす」は取り合わせ良いものの代表として有名ですが、実は梅の枝にとまるのはうぐいすによく似たメジロで、本当のうぐいすは茂みの中などを好み、花の蜜ではなく、虫を食します。

ではなぜ「梅にうぐいす」といわれるようになったでしょう。

これは、「鶯宿梅(おうしゅくばい)」という故事からきているそうです。

また、うぐいすは経読鳥(きょうよみどり)とも呼ばれており、最後に“お地蔵様”が出てくるのは「ホーホケキョ」と「法華経」を掛詞(かけことば)としてことばあそびを楽しんでいるからだと思われます。

 

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