生姜の効果・効能とは?食べるだけじゃない生姜活用法

健康~病院に行かない手当~

しょうがといえば、薬味や香りつけになくてはならない存在ですよね。少量用いるだけで動物性たんぱく質の毒素を消したり、料理の味をグッと引き立ててくれます。体を温めたり、風邪予防に使われることは広く知られています。けれども、しょうがは食べるだけでなく湿布や足湯などで体の健康を保つ効果もあります。

今回はそんな「しょうがのパワー」をご紹介します。

しょうがの効果・効能

しょうがは、血管を広げ、体の隅々まで血液をまわす効果があります。また、殺菌成分や分解酵素も豊富です。

しょうがには、特有の辛味成分ジンゲロンや殺菌作用のショウガオール、芳香成分のシオネールには発汗・解熱・消炎効果があります。しょうがを用いることで、血管が広がり、酸化してよどんでいる血液がスムーズに流れだしますので、患部の腫れが引き、痛みが解消します。

また、毛穴を開いて発汗を促すため、熱さましにもおおいに役立ちます。ほかにも、抗けいれん作用、抗酸化作用、でんぷん質の消化促進、体内の水分代謝や肝臓の働きを盛んにするなど、すぐれた薬効は数え上げるときりがありません。

身体を温める作用
しょうが特有の成分には、血行を良くし、熱を作り出す働きなどがあるのが特徴です。これらの働きで身体を内部から温めるのに役立ち、冷え性への効果も期待されています。

 発汗作用・熱を下げる作用
身体を温める働きがある一方、熱を下げる作用があることも特徴です。血行が良くなり発汗が促され、身体にこもった熱を逃がします。

 喉の痛みの緩和・抗炎症作用
抗炎症作用や鎮痛作用があり、喉の痛みを緩和する働きも期待されています。

 体を温めて血行促進
しょうがを用いることで、血管が広がり血液がスムーズに流れ、血行を良くする働きがあります。

 食欲増進・吐き気の軽減
消化を促進させる働きがあり、食欲増進や吐き気の軽減といった効能が期待できます。食物繊維が含まれているため、腸内環境を整える働きもあります。

 免疫力アップ・風邪予防
身体を温める効果があるため、新陳代謝を促します。殺菌作用もあり、風邪予防や風邪の引き始めにも効果が期待されています。

しょうがの成分

しょうがに含まれる成分の代表的なものは次の4つです。

  1. ジンゲロール
    生のしょうがの含まれる辛味成分の一つで、殺菌作用、免疫活性化作用、抗炎症作用、冷え症改善、吐き気や頭痛を抑える、老化防止などがあります。
  2. ショウガオール
    ジンゲロールを加熱すると徐々にショウガオールに変化します。ショウガオールは、血行改善、殺菌作用、がん細胞増殖抑制、活性酸素除去、中枢神経の調整など様々です。ジンゲロールと比べると、血行改善効果が強いことから、冷え性の改善にはしょうがを加熱したり乾燥させてから使うと良いでしょう。逆に殺菌効果を高めたい、免疫力を高めたいならジンゲロールのほうがその効果が高いので、直接患部に塗る、薬味としてすりおろして食べるなど、生のまま使うことをオススメします。
  3. ジンゲロン
    ジンゲロンには、血行改善のほか新陳代謝の向上、脂肪燃焼の促進、発汗作用などがあるためダイエットや成人病予防に多く使われています。
  4. シネオール
    芳香成分であり、食欲増進、疲労回復に効果があるといわれています。発汗・解熱・消炎効果があり、全体的に強い陰性のパワーをもっています。
    引用:生姜の副作用と効果・効能

しょうが湿布

汚れて粘った血液は流れが悪くなり、体のあちこちにとどこおりやすくなります。その部分が盛り上がり、神経を圧迫することで生じるのが「痛み」です。しょうが湿布で血行を促し。患部にきれいな血をとし戻すことで、痛みが解消されます。リンパ液の流れも改善されますので、免疫力が活性化されます。

しょうがは新しいものよりひねしょうがを使うと、さらに効力を実感できます。

<あらゆる炎症・痛み。腰痛、肩こり、リューマチ、腫瘍、胃潰瘍、肺炎、膀胱炎、神経痛、婦人病、ガンなど>

しょうが湿布の作り方

材料(1回分)
<のどなど、部位の場合>

  • しょうが・・・150~300g
  • 水・・・・・・4ℓ

<内臓など広範囲の場合>

  • しょうが・・・300~500g
  • 水・・・・・・4~7ℓ
  • おろし金
  • 木綿の袋
  • 大鍋
  • 温度計
  • 厚手のタオル数枚

手当て方法

  1. 大鍋に水を沸騰させ75~80℃に冷ます。
  2. 皮つきのまますりおろしたしょうがを木綿の布袋に入れ、湯の中に浸しながらエキスを絞り出す。
  3. 4つ折りにしたタオルをさらに折りたたみ、しょうが湯に浸してよく絞り、我慢できる程度の暑さにしてから、患部に当てて恩湿布する。(上に保温用のタオルをのせるとよい)
  4. タオルがぬるく感じる前に、他のタオルを同様に絞って取り換え、患部が赤くなるまで15~20分ほど続ける。

*しょうが湯は冷めてきたら、とろ火にかけますが、沸騰させてしまうとしょうがの酵素が死んでしまいますので80℃以上にならないよう気をつけましょう。

しょうがの足湯

しょうが足湯とは、食養手当て法として、冷えやむくみ、疲れ、血行不良、水虫、かぜのひきはじめに効果のある民間療法です。しょうがの持つ温め作用と強力な殺菌作用が疲れの回復にも効果を発揮、あらゆる炎症を抑えます。

また温感の持続性も長いです。血行を促して冷えやむくみ、体の不調を解消します。立ち仕事の人や足が疲れたときにもお勧めです。体中がポカポカしてきて、ぐっすり眠れます。強力な殺菌成分もありますので、水虫の解消にも役立ちます。しょうがの量を倍にして、しばらく継続するのがコツです。

<冷え、むくみ、疲れ、血行不良、水虫、風邪のひきはじめに>

しょうが湯の作り方

  • しょうが・・・おろし、または粉末。湯量の1/50
  • お湯・・・・・我慢できるくらいの集めのお湯(45℃前後)

手当て方法

  1. 寝る直前にすると効果的です。洗面器などに、我慢できるくらいの熱めのお湯(45℃前後)を入れ、しょうがおろしまたは粉末を湯量の1/50ほど加えて足をつけます。時々差し湯をして、お湯の温度が下がらないようにします。
  2. 約15分ほど、うっすら汗が出るくらいまで続け、最後にタオルで足を拭きます。しょうがの香りで気分をスッキリさせてくれます。

*しょうがを皮ごとすると、酵素が出ます。酵素は、体内の疲労物質や毒素、不要物の排出を助けますから、むくみなどの改善にもなります。また、しょうがは「ジンゲロール」という成分を含んでいます。ジンゲロールには、抗菌作用があり、その働きも期待できます。

しょうが油のマッサージ&すりこみ

しょうがで血管を広げ、ごま油の抗酸化物質を入りやすくして炎症をしずめます。しょうがのもつ特有成分と合わせて、痛みや炎症によく効きます。肩こりなどにはマッサージの後に使い捨てカイロなどで患部を温めると、より効果的です。

粉を拭いたようなアトピー性皮膚炎のかゆみにもお試しください。

<熱のない頭痛、めまい、肩こり、神経痛、中耳炎、脱毛、はげ。白髪、アトピーのかゆみ、ぜんそく、血行不良>

材料と手当て方法

  • しょうが
  • ごま油(脱毛予防の場合はツバキ油)

しょうがをすりおろして汁を絞り、同量のごま油を指で少しずつ混ぜながらよく合わせて患部にすりこみます。中耳炎の場合は、耳の後ろに塗ってください。脱毛予防には1日1回、一か月ほど続けると効果があがるでしょう。

くず入りしょうが湯

血液循環が悪く、鬱の状態になっている人におすすめします。

くず入りしょうが湯の作り方

  • 水・・・・・・・1カップ
  • くず粉・・・・・小さじ1~大さじ1
  • しょうが汁・・・小さじ1/2~1
  • 自然塩・・・・・少々

鍋に射水とくず粉を入れて溶き、火にかけてよく練り混ぜます。くずが透明になったらしょうが汁と塩を加え、火を止めて飲みます。

しょうが酒湿布

しょうがと日本酒(アルコール)の陰がまろやかにのどに浸透します。のどの締まりをやさしく広げてうるおし、声が出るようにします。ただし、アルコールに弱い人には向きません。

<気管支炎や風邪、ぜんぞくで声が出なくなった時>

しょうが酒湿布の材料

  • しょうがおろし・・・・50g
  • 日本酒・・・・・・・・1カップ
  • お湯(80℃)・・・・2ℓ

作り方と手当て方法

  1. 沸かしたお湯を洗面器に入れて、80℃に冷まします。
  2. すりおろしたしょうが、酒の順に加えてタオルをひたし入れ、絞ってからのどに当てます。
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