教育はいったいいつの時代から始まったのでしょうか。
世界の教育に目を向けていくと、教育の歴史というものが思ったよりも浅かったことがわかります。
教育を受けて育ち、教育を受けることが当たり前となっている現代ですが、知っているようで知らなかった教育のこと。
教育の歴史について調べました。
教育の始まりと思想家たち
世界各国で、教育が歴史の表舞台に出るのは、たったの100〜200年前のこと。
それまでは子どもは「小さい大人」とされてきました。
始まりはスイス。
思想家のジャン=ジャック・ルソーが『エミール』を著し、「子どもの発見」を謳いました。
子どもの中に「人間と自然」を発見し、近代教育思想の原点とされる『エミール』を世に広めました。
「子どもは小さな大人ではない」という言葉は有名です。
ルソーはスイスで生まれましたが活動の拠点はお隣のフランス。
古い慣習としきたりに支配された中世ヨーロッパは「暗黒時代」ともいわれます。
当時は「子どもの真性は悪魔である」といった「性悪説」が主流でした。
厳しくしつけるべきだ、と。それに対してルソーは「性善説」の立場をとったのです。
今の私たちから見れば至極当たり前なことも、当時は過激思想となります。
ルソーはフランスを追われスイスに逃げ帰ります。
そのスイスにペスタロッチがいました。
当時大学生だったペスタロッチはルソーの思想に影響を受けます。
当時は教会が学校のような機能を果たしていましたが、ペスタロッチは戦争孤児を集めて小学校をつくりました。
ペスタロッチは大変な人格者だったようで、彼の元を多くの人が訪れます。
その1人が幼稚園の始祖といわれるフレーベルです。
そして、今から約150年前に幼稚園ができました。
スイスから始まった幼児教育の実践はヨーロッパの各地に飛び火します。
フレーベルの後を継ぐように、イタリアではマリア・モンテッソーリが、オーストリアではルドルフ・シュタイナーが、それぞれ独自の幼児教育を発表し実践していきます。
年代別にみる教育思想
18世紀
🔶ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチ(1746~1827)
19世紀
20世紀
🔶イエナプラン
21世紀
🔶レッジョ・アプローチ
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