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モンテッソーリ幼児教育と特長

公開日: : 最終更新日:2019/04/02 モンテッソーリ教育

     

幼稚園・保育園を考えている保護者の方の中には「モンテッソーリ」という言葉を耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏ら、世界的な著名人も学んだことで知られる幼児教育ですが、モンテッソーリ教育ってよく聞くけれど、具体的にはどんな教育?と思っている方も多いはず。

世界中で実践されているモンテッソーリ教育についてご紹介します。

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリメソッドとは、教育者であるマリア・モンテッソーリが「子どもの観察」から確立した教育法です。

世界中で支持され、教育界に最も大きな影響を与えた教育法の一つとされています。

 

モンテッソーリという人物

『モンテッソーリ』ことマリア・モンテッソーリ(1870~1952)はイタリア初の女性医師として、ローマ大学に学びます。

精神病院で働いていたモンテッソーリは、知的障害児の治療教育の成果から子どもの「集中」する力を発見。

 

障害児治療教育に示唆を受け、生理学的根拠に基づく独自の教育法を構築しました。

1970年、ローマに最初のモンテッソーリ教育実践の場「子どもの家」を開設。

著書「モンテッソーリ・メソッド」が出版されたのを機に、国際的に認められるようになりました。

 

各地で教育改革のために活動し、90年以上の歴史のなかで、その効果が実証されています。

 

 

モンテッソーリ教育~美しい教材とグループ活動

モンテッソーリ教育は英才教育であるように思われがちですが、簡単にいうと

子どもの発達をとことん見つめ、子どもの自主性を信じ、伸ばす教育です。

 

そして大きな特徴として「環境と教具」があげられます。

子どもは生まれながらにして「やってみたい」という意欲と力をもっています。

その子どもの自発性を尊重し、子供の育ちに見合った環境を整えることが大切です。

大人の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境に大人自身がならなくてはなりません。

 

モンテッソーリは、感覚器官と運動器官と脳が完成する幼児期に経験すべきことを、教材を通して行えるようにしました。

それが、モンテッソーリ教育でつかわれる教具です。

 

もうひとつ、重要なモンテッソーリ教育の特徴は、3つの異なる年齢の子どもたちを一つのグループにして指導することです。

子どもは個々によってそれぞれ速度の異なる発達をするもので、同年齢の子どもに一様に同じことを教えるよりも、それぞれの子どもの発達を観察しながら、個別の速度に従ってそれに相応しい刺激を与えるのが教師の役割である、というのがモンテッソーリの考え方です。

 

0~3歳の7つの教育

いつも決まった場所でないと気が済まない。

いつも同じ場所でないとイヤ・・・・。

 

この特別な感受性をもつ時期をモンテッソーリは

『秩序感に対する敏感期』

と名付けました。

 

この敏感期は0~3歳と3~6歳の2回訪れます。

0~3歳の時期は

「吸収する精神(無意識)」

と呼ばれ、人生の中でもっとも吸収力が強く、その後何年かけても達成できないようなことをいとも簡単に獲得し、人間社会に「適応」していく時期です。

子どもの自己教育力を発揮させる環境として7つの教育環境が用意されています。

 

1.粗大運動の活動

運動の獲得は、子どもの成長の方向である自立への一歩です。
ここでいう「運動」とは歩く、階段の昇り降り等の全身を用いた大きな動きをさします。

ずり這いから歩行までの運動の獲得を援助します。

 

 

2.微細運動の活動

手、指を使った運動をさします。
握る、落とす、たたくなどの動きを通して微細運動の獲得を促します。

 

 

3.日常生活の練習

粗大運動と微細運動が複合的に合わさった活動です。

共同体の一員として日常の活動に参加させることにより、環境への適応を促していきます。

着衣、観葉植物の世話などの活動が含まれます。

 

 

4.言語教育

ことばの獲得は、人間の本能です。

子どもは「話しことばの敏感期」にしたがって、自分の周囲で話されている母語を獲得します。

しかし、ことばの量や質は環境に左右されます。

モンテッソーリ教育の『言語教育』では、子どものことばの発達段階に合わせてきめ細かなステップを用意し、豊かな語彙を養います。

 

 

5.感覚教育

子どもには、無意識に環境をまるごと吸収する精神が存在します。

吸収する精神によってため込んださまざまな感覚的な印象は、感覚教具に触れることによって整理されていきます。

「感覚の敏感期」を考慮し、発達段階や興味に応じた感覚教具に触れることにより、感覚の洗練を促します。

 

 

6.音楽

世界中のどの文化にも音楽があり、子どもは音を聴くと、自然に体を動かしたり、楽器を鳴らしたりして、表現することを楽しみます。

音楽を聴くこと、楽器を鳴らすこと、歌うこと、踊ることなどを促す環境を用意します。

 

 

7.美術

クレヨンや絵筆を握って絵を描いたり、粘土をこねたりします。

目と手の協応動作の獲得を促すだけでなく、思いのまま自由に表現することを楽しむ活動です。

 

 

0~3歳ごろまでにやっておきたいこと~モンテッソーリ教育

 

 

3~6歳の5つの教育

3歳から6歳までの時期は、

「意識の芽生え」

の時期と呼び、前期に無意識に吸収したさまざまな事柄を、意識的に整理、秩序化していく時期です。

子どもの自己教育力を発揮させる環境として5つの教育分野が用意されています。

 

 

1.日常生活の練習

モンテッソーリ教育の基礎である課目です。

大人が行う日常生活のさまざまな動作をまねします。

たとえば、ひも通しによる縫う練習、まゆばさみによる箸を使う練習、金属磨きによる磨く練習などです。

日常生活の練習によって、子どもは秩序立った体の動かし方を身につけるとともに、自立心や独立心を育みます。

2.感覚教育

感覚を洗練させ、ものの考え方を身につけさせる教育法です。

感覚教具は、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法が組み込まれています。

後の「言語教育」「算数教育」「文化教育」の礎となります。

代表的な教具は、円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどです。

 

3.言語教育

話す、書く、読むの作業を通じて言語発達を豊かにする教育法です。

絵と文字が書かれた絵カードや、文字を並べ替えて言葉や文章を作る文字カードを使います。

語彙や文法、文章構成を学びます。

 

4.算数教育

感覚から抽象へ、具体から抽象へと導きます。

数の概念の基礎、十進法、簡単な計算を学びます。

代表的な教具は算数棒やビーズなどです。抽象的、論理的な力が身につきます。

5.文化教育

身近なものに触れながら、歴史や地理、生物、音楽について学びます。

代表的な教具は世界地図パズルや時計などです。

 

 

モンテッソーリ教育は家庭でできる?育児の考え方Q&A

モンテッソーリ教育で使われている教具は創始者マリア・モンテッソーリ自身が考案したものだといわれています。

また、モンテッソーリ教育は主に幼児教育として知られていますが、小中学校とあり、一貫した教育プログラムで構成されています。

 

まとめ

いかがでしたか?
モンテッソーリ教育は、日本では「幼児教育」として有名ですが、決して「幼児教育」だけではありません。

モンテッソーリ教育では、人間として完成するのは24歳頃とされ、それまでの発達段階を4段階に区切っています。

そして、中でも0歳から6歳までの第1期は生涯で最も大切な時期だと述べています。

 

この時期は「知性が形成される時期」であり、「人格を創造する時期」です。

生まれたばかりで無力だった新生児が6年かけて学校に通えるようになるまで、大きく変化し成長します。

この家庭で多くを過ごす幼少期、子どもの行動について少しの知識があるだけでも心強いと思いませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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