子どものおやつって何を食べさせたらいいのだろう?
そんな風に考えたことはありませんか??
私は子育てをしていくうちに「おやつ」がだんだんと甘いもので多くを占めていることに疑問を持つようになりました。
本来、「おやつ」とは主食を補助するもの。
子どもの小さい胃と消化能力では、三度の食事だけでは足りないために、主食である穀物をおやつとして食べる必要があるのです。
【穀物をよく噛むことで意志の力が育ちます】
穀物をよく噛み、だ液と混ぜ、消化して、糖分にかえ、吸収していく。
その過程をへることで、人間は生きる力を生み出し、意志の力が育ちます。
精製された白砂糖では、こうはいきません。
子どものおやつは甘いもの(白砂糖)ではなく、穀物を中心に季節のくだものやイモ類で、また、幼児期は味覚を発達させるうえでも大切な時期ですから、素材の味を生かした薄味のものにしましょう。
甘未を入れる場合には「質」に注意をはらい、また適切な量を知ることも重要です。
子どもが、からだ、精神、魂を育むために自ら選べるようになるまでは、私たち親が、食べるものを選ぶ必要があります。
根は神経系
葉は呼吸・リズム系
実は代謝系
種は熱・心臓
に作用します。
バランスのよい体をつくるには、根のものは食べたかな?葉ものは?実は?種は??と、毎回の食事でそろわなくても一日の中で食べていればよいと思います。
【風土と調和した穀物採食が、からだをつくります】
幼児期の子どもはとくに周囲との共感をもって生きていますから、暮らしている地方の風土と調和する食事こそが、成長を助けるでしょう。
穀物(とくにお米)と国産の旬の野菜を中心に食べることが、これから大人になって健康な生活を送る基盤となります。
とくに穀物が6割以上を占めるといいです。
また、炭水化物や脂肪、ビタミン、ミネラルとならんで、健康のために大事な要素にタンパク質があります。
人間はそれを食べものから取り込むことしかできませんが、動物から過剰なたんぱく質をとってしまうと、代謝がうまくいきません。
精神的な修養のためにも避けたいことです。
そうしてみると、やはり穀物と野菜から栄養をとるほうが、こころとからだに負担がかかりにくいと考えられます。
けれど、肉や魚をとることも、決して悪いこととは思いません。
今までの伝統食で培ってきた量を守ればいいのではと考えています。
なんでも手に入る時代だからこそ、「本物」を選び、控えめな食べ方を心がけたいものですね。
【こどもの様子にあった食べ物があります】
食べものは体だけでなく、気質にも影響すると考えられています。
人間は「胆汁質」「憂うつ質」「粘液質」「多血質」の4つの気質をあわせもつと考えます。
子どもに目立った気質が表れているのなら、どんなものを食べさせるかで、気質が調和するように働きかける助けとなります。
・「胆汁質」の子どもには、雑穀や生野菜、甘いもの。
・「憂うつ質」なら、はちみつや甘いものを食べ、根菜は少なめにします。
・「粘液質」なら、雑穀、葉菜、塩味のきいたものを食べ、卵は避けます。
・「多血質」の子どもには、塩辛いものや乳製品が良いとされています。
ただし、甘いものとは、白砂糖ではなく、天然のもの。
塩辛いものは、塩味がききすぎていないものにしましょう。
しかし、人間誰しも4つの気質をあわせもっているのですから、どの気質の子どもにも、怒りっぽいだとか、めそめそしているとか・・・・・。
そのときの状態を見て、食べさせてあげられるといいですね。
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