咳が止まらない、咳で眠れない、なんてことありませんか?
咳は長引くと体への負担が大きくなります。
そこで、今回はそんなつらい咳に効果のある食べ物を紹介します。
風邪をひいてしまった!!こんな時に効果的な食べ物は?
咳に効く!大根あめ
幼いころ、私が咳をしはじめると母が必ず作ってくれた大根アメ。
子どもの口には合わなかったけど、不思議とのどがすっきりしました。
そんな大根あめは、大根をはちみつに漬け込んだもので、江戸時代から飲まれていたと言われています。
大根の栄養と効能効果
大根あめの材料は大根とはちみつです。
きんかんと同じようにはちみつを使います。
はちみつには殺菌作用があるため、のど飴にもよく使われます。
咳を止め、痰を切りやすくする効果があり、保湿効果も高いので、喉の粘膜を保護し、痛みや炎症を抑えてくれます。
一方、大根にはビタミンCも多く含まれ、また「イソチオシアネート」という成分には、炎症を抑えてくれる働きがあります。
そして、大根おろしの辛みを含んだおろし汁には、痰を出やすくさせる作用があります。
ビタミンCは熱に弱い成分ですが、生で食べる大根あめなら安心です。
そのため、咳をするときに起こる喉や気管支の炎症を抑えて咳の症状を軽くしてくれます。
咳が出てからだけでなく、喉に違和感を感じたり風邪の初期症状がある場合にも、その予防として効果的です。
【効能】
●咳がでる風邪のひきはじめ、子供の扁桃腺炎などに効果的。
●ダイコンにはジアスターゼやグリコシダーゼなどの酵素が含まれており、消化を促進し、腸の働きを整える作用もあるので風邪ひきの体にやさしい食材。
●秋から冬にかけてとれる甘い大根で作る方がより効果があります。
●ダイコンにはビタミンCも多く、特に皮に近い方が量が多いので皮はむかずに使いましょう。
大根アメの作り方
1.大根1/4本は皮つきのまま1.5cm角くらいのさいの目に切って保存容器に入れる。
2.はちみつをひたひたに加えて1,2日おき、水が上がってきたら、漬け汁をいただきます。
飲む量は1回にスプーン1,2杯でOKです。
大根あめ、残った大根は・・・?
材料はもちろん全部ありがたくいただきます!
残った大根はエキスが出ているので、若干しわしわに・・・(;^_^Aもちろんそのまま食べてもOKですが、ちょっと手を加えてみましょう。
お酢としょうゆを入れて、モミモミ・・・浅漬けの完成です♪
ほかにも、炒め物にしても美味しいですよ。
喉・気管支の炎症を抑えるレンコン
レンコンは食べておいしいだけでなく、体にも良いとして古くから薬膳や民間療法に使われてきました。
特に喉にやさしく、風邪や咳の症状を和らげる効果があることがよく知られています。
レンコンの栄養と効能効果
レンコンの成分はでんぷん質で、食物繊維やビタミンCも多く、腸をととのえてのどの渇きを止め、造血効果も高い食べ物です。
レンコンには粘り気のある成分「ムチン」が含まれています。
ムチンの特徴は水分を蓄える作用が高いところで、粘液の保水性を保って目、呼吸器、消化器などの粘膜を保護する作用があります。
そのため、昔かられんこんは喘息の咳にも良いと言われています。
【効能】
●タンニンを摂取することで喉や気管支の粘膜が引き締まり、腫れや痰をしずめる効果が期待できます。
●ビタミンCは免疫力をアップさせ、粘膜を強くします。
●エネルギーを作り体を温める
●アレルギー疾患を予防する
レンコン湯の作り方
【材料】
・レンコンおろし汁・・・大さじ3
・しょうが汁・・・・・・2.3滴
・自然塩・・・・・・・・少々
・水・・・・・・・・・・大さじ6~9
【作り方】
1.鍋に分量の水を入れて火にかけます。
2.皮つきレンコンのすりおろし汁と塩、しょうが汁を加えてさっと煮たてます。
3.沸騰する直前に火から下ろして、いただきます。
*一日2~3回が効果的です。
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まとめ
いかがでしたか?
民間療法はからだの治癒力を高める知恵の宝庫。
古今東西多くの人に支持されている民間療法のほとんどが、こうしたからだの治癒力を高めることに効果を発揮する療法です。
よく分析すると、食べ物の成分が代謝を促すものだったなど、からだの働きのしくみにかなった治療促進方法として、ちゃんと科学的に理屈が通っていることがわかります。
自分の症状や状態に応じて、どういう効能が合うのか、という視点で見ると風邪の治し方もわかってきますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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