19世紀 歴史から見る幼児教育

世界の教育

19世紀に入ると世界中が動き出したかのように、各国でさまざまな出来事が起こります。

そんな時代、幼児教育の思想家たちはどのようにして世界に働きかけたのでしょう。

思想家たちの生きた時代を年表で見ていきます。

19世紀 世界の動きと教育

1805年 (ドイツ)フレーベルがペスタロッチを訪ね、彼の実践と思想        に強く影響を受ける
1812年 (イギリス)オウエンが10歳未満の児童労働の禁止を要求
1816年 (イギリス)オウエン「性格形成新学院」を開校
1818年 (スイス)オウエンが幼児学校を運営していたペスタロッチを訪問
1837年 (ドイツ)フレーベル世界初の幼稚園として「一般ドイツ幼稚園」が開設
1840年 (イギリス)オウエン 幼稚園を開園
1865年  第二次産業革命 -1900年
・自動車、電話、電車、蓄音機、白熱電球、映画、
飛行機、飛行船、ラジオ、発電機(ダイナモ)、ダイナマイトなど

1867年 カナダがイギリスから独立する
1867年 北ドイツ連邦(22州)が成立する
1867年 マルクスが「資本論」を出版する

1867年 大政奉還
・徳川慶喜が政権を明治天皇に返上。これにより江戸幕府は崩壊。
1867年 王政復古の大号令
・15代将軍徳川慶喜の将軍職辞職。天皇主体の明治政府が誕生

1869年 スエズ運河が開通する(地中海と紅海の航路)
1870年 ガソリン自動車が発明される

1873年 大不況 – 世界的な構造不況

1888年 ブラジルの奴隷制が廃止される(世界で一番遅い)
1889年 フランスのエッフェル塔が完成する
1891年 シベリア鉄道が着工する(1916年完成)
1895年 ヴィルヘルム・レントゲンがエックス線を発見する

1896年 モンテッソーリ イタリア初の女性の医学博士号を取得する。
1897年 シュタイナー 『ドイツ国民文学』という叢書の第一巻として出版

1898年 米西戦争
・アメリカによるスペインの植民地争奪戦争。
敗北したスペインはキューバの独立承認。
フィリピン、プエルトリコ、グアムをアメリカに割譲する。

1899年 ボーア戦争(南アフリカ戦争) -1902年
・イギリスによるダイヤモンド、金鉱の争奪戦争

1899年  レーニンが「ロシアにおける資本主義の発達」を出版
1900年~ シュタイナー ドイツの神智学徒たちの集まりで講演を行うようになる

 

まとめ

19世紀後半になると、マリア・モンテッソーリ、ルドルフ・シュタイナーといった世界的に有名な幼児教育学者の名前が出てくるようになります。

それまでの時代は、主にヨーロッパではフレーベルの作り上げた幼稚園が主流だったことが分かります。

ルドルフ・シュタイナーは教育者ですが、思想家として多くの共感を得たことで、学校を設立することになります。

そして、マリア・モンテッソーリの幼児教育はアメリカで多くの共感を得て、急速に広がっていきます。

日本ではこの頃、江戸時代。

ヨーロッパでは教育についてさまざまな教育学が取り上げられ始めますが、日本では寺子屋がすでに全国的にありました。

ヨーロッパの国々が日本に来航したとき、日本の教育水準の高さに驚いたといわれています。

 

19世紀の思想家たち

🔶 ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)

🔶 マリア・モンテッソーリ(1870~1952)

🔶 コダーイ・ゾルターン(1882~1967)

🔶 セレスタン・フレネ(1896~1966)

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