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子育てがラクになる4つのヒント

公開日: : 最終更新日:2018/09/20 シュタイナー教育

     

つい自分の子どもとほかの子とを比べてしまうこと、ありますよね。

「みんな違って みんないい」とは金子みすゞの詩で有名ですが、そんな言葉があっても生きにくい日本の社会。

みんなと同じでなければ不安になってしまうこの心理、一体どうしたらいいの??

 

 

そんなときに出会ったシュタイナーの「気質」の考え方。

ここではそんな「気質」についてご紹介します。

シュタイナーが考える4つの気質

ひとには、それぞれ「気質」というものがあります。

シュタイナーは、気質は人間が生まれながらに持っている個性と親からの遺伝との混合によって作られると考えました。

気質は「胆汁質」「多血質」「粘液質」「憂鬱質」と4つの特徴で分類することができ、宇宙を構成している地・水・火・風の4つの要素と対応しています。

 

気質に合った色もあります。

そして、誰もがみな、この4つの気質を持ち合わせていると考えました。

 

 

大人になったら、4つの気質がバランスよく備わっていなければならないとシュタイナーは言います。

子どものうちは、強く出ている気質を上手に受け止めて、よいところを伸ばしていくのが理想です。

メインとなる気質を見極める手立てとして、4つの気質を簡単にみていきましょう。

胆汁質 その特徴とは?

地水火風のエレメントでは火の要素。色は赤。

エネルギッシュで正義感にあふれた行動力だが、興奮しやすく、自分の思うようにならないと、暴れたり暴力的になることも。

しょっちゅう雷を落とし、燃える炎のようにいきおいよく行動し、最悪の場合は火山を爆発させてまわりの人たちにあたりちらす気質。

 

「頭にきた」「頭を冷やしてこい」という表現があります。胆汁質の人は、人から何か気にくわないことをいわれると、すぐにカッとなってまわりに怒りをまきちらす火山のような人です。

 

しかも、いったん火がつくと、一気に燃え上がるので胆汁質の人が怒りだしたら、誰にも止められることはできません。

 

・自己主張がはっきりしている
・意志が強い
・決断力・行動力がある
・意思が通らないと癇癪を起し、激しく反応する
・些細なことで周囲と衝突を起こす
・自分の能力が認められると、行動力集中力を発揮する
・土を踏みつけるようにしっかり歩く

 

 

<接し方のポイント>
子どものやっていることに注目し、関心を示すこと。

少しハードルの高い課題を与えてあげる。簡単な課題を与えると自信過剰になってしまうためです。

その子どもが尊敬する大人がいることが必要で、それで自制が働きます。

エネルギーを発散させるはけ口が必要となります。

 

 

多血質 その特徴とは?

地水火風のエレメントでは風の要素。色は黄色。

人なつこく、誰にでも愛嬌をふりまき、じっとしていることが苦手で、好奇心が強く、あちこち動き回って、かたときも一箇所にとどまろうとしません。

その場をひどく混乱させておいて、すぐにどこかへ行ってしまいます。

 

 

パーティーや宴会の席を盛り上げるのがじょうずなお調子者は、どこにでもいることでしょう。

明るく、子どもらしく何度言ってもすぐに忘れる。しかってもあまり傷つかないが、理解もしていない。

風はひとところにとどまらず、来たと思ったとたん、去って行ってしまいます。

 

さわやかな晴天の日に吹く風のように、いつもほがらかな雰囲気で、みんなをようきにさせてくれる気質。

多血質は「空気質」とも言われます。

 

・いろいろなことに関心を持ち、一つのことにじっくり取り組むことができない
・楽天的で、物事を肯定的にとらえる
・活気に満ち、陽気
・環境と自分の関係が大事だから、人当たりもよく、やさしい
・刺激されやすく、快不快、喜びや悲しみに対して敏感
・新しいものに関心を持つが、長い間集中できない
・足取りは、飛び跳ねているような軽やかな感じ

 

 

<接し方のポイント>
せかせかしているので、遊ぶ時に、大人がその子どもより、少しゆっくりめに導いてあげましょう。

一方、それに相反する方法もあります。その子ども以上にせかせかし、子ども自身に気付かせる方法です。

 

 

粘液質 その特徴とは?


地水火風のエレメントでは水の要素。色は緑。

いつも穏やかでしずかな気質。

湖面にさざ波がゆれても、いつしか鏡のように、動きがまったくない湖面にもどります。

また、渚に打ち寄せてはくだけちる波のように、水は上昇し、雨となって下降する特徴ももっています。

 

 

このような特徴から、水は空気と固い大地の中間の性質をもっていると言えます。

平穏な状態を好み、湖岸に寄せては返す波のように、いつまでも同じ状態でいたがります。

大好きなことは毎日くり返してもあきません。

 

 

その体系は、丸いかたちをつくる水の特長を反映するように下に向かって丸みをおびた涙型が多いようです。
何をするにもゆったりとしており、内側にファンタジーをたくさん持っています。

消化器が順調だと気分がよく、食べることが好き。

 

・休むこと、食べること、眠ることが大好き
・人から注目されたくない、放っておいてほしいと思っている
・おっとりしている
・支持はきちんと受け、正確にこなすが、時間はかかる
・一度やる気を起こすと、持続し、長続きする
・ゆったりした確実な歩き方をする

 

<接し方のポイント>
大人が興味をもっていろいろなことに気づくのが大切。

しかし、気づいたことを子どもに教えることは、子どもには迷惑な行為になります。

子どもは親の反応に刺激をうけ、自分から関心を持つようになるでしょう。

 

 

憂鬱質 その特徴とは?


地水火風のエレメントでは土の要素。色は紺や紫。

芸術性が高く考えが深いので、親を困らせないが、神経質で本人はささいなことで傷つきやすいです。

 

「地」といわれて思い浮かぶのは大地のイメージでしょう。

なだらかな丘、広々とした平原、高い山脈、砂漠や北極圏の氷の大地など、大地にはさまざまな姿がありますが、憂鬱質にふさわしい「地」の要素は、地球上で一番古く、何万年もの時を経た「花崗岩」。

 

硬さ、重さ、静寂、持続のイメージをもっています。

安定感のある丈夫な岩を感じることができます。

そして地下の洞窟に目を向けると、色鮮やかな鉱物や澄みきった結晶など、地の神秘性を感じることができるでしょう。

 

 

憂鬱質の人は、からだを硬く、重く感じることが多いものです。

実際はやせていても、そう感じるのです。深く感じ、考えることについては、この気質が一番向いています。

 

いつも几帳面で、整理整頓を心がけています。

また、憂鬱質の相手に何か不愉快なことを言おうものなら、いつまでも覚えています。復習しようと思い込みやすいのも、憂鬱質の特長です。

 

いっぽう、山奥の洞窟にとじこもるように、自分の殻に閉じこもるのが大好きで、誰とも話さず、たった一人で自分の人生のつらいできごとについて思い悩んでいます。

「何でいつも自分ばかりが」といつまでも悩み、苦しみ続けるのが憂鬱質です。

 

・物事を暗く悲観的に考える癖がある
・非社交的で孤独
・敏感で傷つきやすい
・自分に対してすごく関心がある
・懐疑的な態度
・歩き方は重たく、引きずるような感じ

 

 

<接し方のポイント>
大人が辛い体験を話すと、共感を感じます。

悲劇を経験した人を愛するこのタイプは、そういう出会いがないと孤独感を持ってしまいます。

 

🔶ここで重要なのは、子どもがどの気質であるかを特定することではなく、誰にも「気質」という個性があることを理解することです

「何でこの子は、いつもこうなんだろう」とか「上の子はできるのに、下の子はできない」と思ったときに「この子の気質がそうさせるのだろう。同じきょうだいでも気質の違いがあるんだ」と思えればなんでもありません。

 

誰もが4つの気質を持ち合わせていますので、子どものその時々の気質に合わせて対応することが必要です。

 

気質のよって受け取り方もさまざま

子どもは、それぞれの気質によって、同じ語りかけでも違うように受け取ります。

その子の気質にうまく働きかけることができれば、プラス面が磨かれます。また、「叱る」ことは、気質のマイナス面を刺激しますので、それが多いと、マイナスの部分が強く出てくることにもなります。

 

親の気質と子どもの気質との相性もあります。

たとえば、胆汁質の親には粘液質の子どもが怠慢に見え、つらく当たりがちに。

 

憂鬱質の子どもは繊細なので傷つけてはいけないと感じ、一歩引きがちです。

 

気質はもともと生まれた遺伝的なもの(体液の特長)に、生まれながら持っているこころ(自我)がどう働きかけるか、によってつくられていきます。

 

幼児期には母親の気質に影響されることが多いのですが、子ども本来の気質を理解し、上手に出していけるようにしてあげると、その子らしさを伸ばしていくことができます。

 

引用「おうちでできるシュタイナーの子育て」より

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まとめ

いかがでしたか?

気質は、私たち人間一人ひとりの個性を知り、人間関係をスムーズにする最大の手がかりです。

気質が理解できるようになると、まず自分のことがよくわかるようになり、相手のこともわかるようになります。

その結果人間関係もスムーズになります。

 

私は気質を知ることで、子どもへの理解を深めることが出いました。

幼児期ではこの気質が特に目立つので、「この子はこういう気質だから、こんな言い方では伝わらないんだな」など考えるようになり、気質を理解することで自分自身イライラが半減しました。

 

憂鬱質が目立っていた長女は、シュタイナー学園に通うようになって、粘液、多血、胆汁の4つの気質が見られるようになりました。

気質のバランスが取れてきたのかぁと思いますが、まだまだ子どもの自我にふり回されることもしばしば・・・(;^_^A

自分自身の気質を見極めて、バランスの取れた大人になりたいと思う日々です。

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