わらべうた 鬼遊び-おやとろことろ
おやとろことろ(子取り鬼) 福岡県
歌詞
(鬼)おやところ こところ(全員)どのこがほしい
(鬼)すえのこがほしい (全員)とんならとってみろ
遊び方
大きい子が親となって先頭に立ち、その子の後ろに他の子がついて一列になり、前の子の腰につかまります。
歌の後、鬼は最後尾の子をつかまえます。
親はそれを両手を広げて左右に動きながら守ります。
つかまったら、その子か親が鬼と交代します。
遊びのポイント
花いちもんめのように2つのグループに分かれてあそんでも楽しいです。
その場合は、各グループが横一列になって手をつなぎ、相手グループと水平に向かいます。
4拍ずつを1つのグループが歌いながら前進していき、相手グループが前進してきたときは後退します。
それぞれのグループが欲しい子の名前をいうので、“すえのこ”のところは“○○ちゃん”にかえて2回歌うようにしましょう。
「とってみろ」であっかんべー。
その後名前が出た子同士がじゃんけんします。
負けた子は勝った子のチームに入ります。
わらべ歌にまつわる豆知識
この遊びは「子取り鬼」といわれる遊びです。
この遊びの歴史はとても古く、千年に渡る伝承があります。
平安時代には比比丘女(ひふくめ)と呼ばれていた遊びで、浄土真宗の親鸞が定めた七高僧の一人、恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が子どもたちに“地獄から鬼が子どもを捕りに来るのを菩薩が防ぐ”という意味で伝えていたそうです。
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