イヤイヤ期?接し方がわかる7つのヒント
公開日:
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最終更新日:2018/08/01
モンテッソーリ教育
モンテッソーリは「子どものいちばん近くにいる人が、子どもの専門家」なのだといいます。
ここでは子どもの「敏感期」に注目して、家庭でも実践できる、子育ての7つのポイントをご紹介します。
目次
子どものこだわりとは?
いつも決まった順番でないと気が済まない。
いつも同じ場所でないとイヤ・・・・この特別な感受性をもつ時期を、モンテッソーリは
「〈秩序感〉に対する敏感期」
と名付けました。
秩序の敏感期である0~3歳の子どもへのまなざしをみてみましょう。
0~3歳のこだわり 秩序の「敏感期」
0~3歳の子どもは、順番・場所・所有物・習慣などに対してもこだわります。
こうした「秩序感」は生まれてきて間もない子どもが、自分の位置を把握するために、場所や所有物や順序などを厳密に守ろうとする、自然から与えられた、とりわけ敏感な感覚です。
ですから、ちゃんと把握するまで、場所や順序や所有物などはいつもおなじであってほしいと願います。
秩序感は生後数か月から表れ、2~3歳ころをピークに、やがて知性の働きと重なっていきます。
また、この時期は「自分でする」という願望が表れる時期でもあります。
これは自立への第一歩。
見ている大人はイライラ、ハラハラ、つい手や口を出してしまいたくなりますが、ここで大切なのは「子どもが一人でできるように手伝う」こと。
子どもにとって、本当に必要な助けは何なのか知っておきましょう。
家庭でできる子育ての7つのヒント
1.子どもに選ばせる
朝の忙しいときに、お母さんが選んだ服を「これじゃダメ」と言って着ない子。
そんなとき、「どっちがいい?」とこどもに選ばせると「こっち!」と、自分から着替えてくれるようになります。
「自分で選びたい」という願望が満たされると、子どもは満足します。
2.できることを毎日の日課に
よろこんで、自分の周りの世話もしたがる時期。
お手伝いは、家族の一員だと認めてもらううれしい機会です。
運ぶ、揃える、並べるなど、子どもの好むお手伝いをみつけましょう。
3.ひとりでやりたがるならやらせてみる
汚れると面倒、
まだちいさいからできない、
と大人がしてあげるばかりでは
「できない、やって」
と自分からしようとしない子どもになってしまいます。
ひとりでやりたがるならやらせてみてください。五感を働かせ、からだを思いどおりに動かす練習です。
4.子どもの「こだわり」につきあう
同じ道を歩きたがったり、同じように物をならべたりしたがること、ありませんか?
「いつも同じじゃなきゃ、だめ!」
と、子どもがいつもと同じであることにこだわるのは、
「道に迷ったときにコンパスに頼るようなもの」。
コンパス取り上げて、子どもを不安にさせないようにしましょう。
5.じゃまをせずじっくり見る
大人には、ただのいたずらや気まぐれに見えることも、子どもには成長のための大事な「お仕事」。
子どもがなにをおもしろがっているのかよく見て、興味をひくものを生活の中から見つけてみましょう。
ただし、危険なことは止めてあげましょう。
6.自分のことは自分で!
自分のことを自分でやりたがる子ども。
子どもが自分でうまくできるようなちょっとした工夫をしてみましょう。
服は前あき、丸首、ゴム入りのものなどが脱ぎ着しやすくておすすめです。
子どもが自分でできそうなことを見つけていきましょう。
7.だまって見守る
思いどおりにからだを動かすのが楽しい時期。
水たまりであそんだり、高いところを歩いたり・・・。
「やめなさい!」と言いたくなるのを我慢して、子どもがひとりでやり遂げるのをだまって見守ることも必要です。
まとめ
いかがでしたか?
モンテッソーリ教育というとなんだかむずかしそう・・と思っている方も多いかと思いますが、実は子どもを知ることが大切なんです。
0~3歳ははじめて子育てをする初心者ママにとっては「なにをどうしたらいいの!?」と頭を悩ませる時期です。
いろんな子育て本を読んで勉強されている方もきっと多いはず。
最近では育児本も多数出ているので、何を選んだらいいのかさえ分からなくなりますよね。
でも、実際子どもを見て、関わっているのはママ。
子どもが何を考えているのかを知るために、少し離れてみてみることもおススメです。
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