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音楽教育の基礎 わらべうた  

公開日: : 最終更新日:2018/11/09 コダーイの音楽教育

     

子どもに音楽の楽しさを知ってもらうには、わらべうたがとても効果的です。

なぜわらべうたが良いのか?

それは、わらべうたは「音楽の母国語」といわれているからです。

音楽教育で知られるコダーイメソッドでは、音楽は世界共通の第二の母語であり、音楽教育はまず歌、自国のわらべうたから始まるという考え方です。

 

音楽教室という言葉は子育てをしているとよく耳にする言葉ですが、

子どもが楽器に触れたいといったり、親が音楽に触れてほしいという思いから通わせることが多いと思います。

では実際音楽教室ではどのようなことをしているのでしょうか。

 

3歳くらいなら、音楽のイメージを膨らませながら歌ったり、打楽器や鍵盤楽器を使ったりして表現力やリズム感を体験します。

最近ではDVDを見るなど作られたイメージを見せるところもあるようです。

 

幼稚園に入ると、聴いた曲をくり返しドレミで歌ったり弾いたりすることで、より音楽的な活動になっていきます。

音楽教室はあくまで「教室」であり、学ぶ場所です。

 

「うたうことは子どもの本能的な行為であり、ちいさければちいさいほど歌うことと一緒に動くことを要求する」

というコダーイの言葉通り、わらべうたには動きをともなったあそびがついています。

うたうことは子どもにとって最適な音楽教材なのですね。

 

日本のわらべうたであそぼう

コダーイはわらべうたを「人間同士の結びつき、生きる喜びを高めてくれるもの」といいます。

ここでは、あかちゃんとあそぶ、3歳以降に集団であそぶ、おなじみのわらべうたあそびを紹介します。

ちょち ちょち あわわ

とがったものをあかちゃんの目の前に出すと、あかちゃんはどうするでしょうか?

あかちゃんはその先端を見つめます。そうすることをくり返し、あかちゃんは事物の形を認識していくのです。

指先を使ったこのあそびをくり返すことは、あかちゃんにとって、大切な学習をしていることになるでしょう。

<あそび方>

1・あかちゃんと向かい合わせに、うんと近寄って座ります。

2・あかちゃんの顔の前で、左右のひとさし指を近づけ、拍子に合わせてくっつけたり離したりします。(2回)

3・手のひらを口に当てたり、離したりして、おもしろい音になるようにします。

4・両手をこぶしにして前後にぐるぐる回します。

5・片方の手のひらを上に向け、もう片方のひとさし指でつつきます。(2回)

6・げんこつであかちゃんの頭をやさしく叩きます。(2回)

7・ひじを手のひらに落とすようなつもりで、打ちます。(2回)

 

 

いっぽんばしこちょこちょ

年齢の低い幼児がよろこぶ「わらべうた」のあそびです。

とくに3歳未満の子どもと親とのあそびとして昔から広く行われてきました。

この種の「くすぐりあそび」は、うたうこと、あそぶことを通じて、人間同士が心を通い合わせ、よろこびを分かち合うという能力の出発点にあります。

<あそび方>
1・子どもの手のひらにひとさし指で一をかいて、くすぐります。

2・手のひらをなでるようにすべらせ、2回たたいて1回つねります。

3・2本の指を足のように動かして、手の甲から肩へ少しずつのぼって、だんだんのぼって、肩までのぼって・・・

4・子どものわきの下をくすぐります。

 

あぶくたった にえたった

幼児期から児童期にかけての「鬼あそび」です。

「鬼=おばげ」に見立てたわらべうたで、古くから伝えられています。

このドラマチックな「つかまえ鬼」のあそびは、最近の子どもたちにも広く親しまれているようです。

鬼になった子どもは、自分の裁量でゲームをコントロールすることができます。

その「鬼」になるたのしさがあります。

 

<あそび方>

1・「鬼」を決めます。ほかの子どもは手をつないで鬼を真ん中にして輪をつくります。

2・手をつないだ子どもたちは、「鬼」の周りをうたいながら回ります。

3・「にえたかどうだか、たべてみよう」で「鬼」のところに集まって「ムシャムシャムシャ」で「鬼」の頭を触り、食べるジェス    チャーをします。

4・「まだにえない」とうたったときは、うたを最初からくり返します。*「もうにえた」とうたったときは次に進みます。
(以下、地方によって違いがあるようです。)

5・「戸棚へしまっておきましょう」ととなえながら、輪の外の少し離れたところまで、「鬼」を連れていきます。

6・輪に戻って、次のようなことばをとなえながら、その内容のジェスチャーをします。

たとえば・・・「ご飯を食べますモグモグモグ・・・」「お風呂に入って、体を洗ってゴシゴシゴシ・・」「お布団敷いて、電気を  消して、寝ましょう」など。

7・「鬼」はタイミングを見計らって、輪の子どもたちに呼びかけます。

 

鬼・・・・「トントントン」

子ども・・「何の音?」

鬼・・・・「風の音」

子ども・・「あぁ、よかった」(安心したジェスチャーで)

鬼・・・・「トントントン」

子ども・・「何の音?」

鬼・・・・「電車の音」

子ども・・「あぁ、よかった」(安心したジェスチャーで)

・・・・(鬼が好きなだけくり返す)・・・・

鬼・・・・「トントントン」

子ども・・「何の音?」

鬼・・・・「おばけの音!!」

鬼が叫んだとたんに、ほかの子どもは逃げます。

鬼はだれかをつかまえます。

つかまえられた子どもが次の「鬼」になります。

わらべうた遊び 親子でたのしむおすすめわらべうたの本

まとめ

いかがでしたか?

わらべうたというと、子どもの頃にやっていたなぁと懐かしく思い出されますが、それがどういった意味があるのかなんて考えたこともありませんでした。

けれど、昔から伝わるわらべうたというものは、子どもの心に強く、深く残りますよね。

歌うことで、自然とリズム感がつき、聴覚も育ち、さらには親子の関係性も強まるわらべうた。

地方によってもさまざまなわらべうたがあるようなので、ぜひ親子で歌ってみてはいかがでしょうか。

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