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フレネ教育には子育てのヒントがいっぱい

公開日: : 最終更新日:2019/05/01 フレネ教育

     

フレネ学校ではどのようなことをするの?

新聞づくりと批判精神

フレネ教育の最も大きな特色は、新聞づくりです。

子どもたちの自主的な探求心や発見を育てるために、自由作文を重視した教育をしています。

フレネ教育でも、イエナプラン教育と同じように先生と一緒に子どもたちが輪をつくって話し合う時間を重視しています。

しかし、フレネ教育の場合は、その題材として子どもたちがかいた自由作文を中心においています。

先生は子どもたちの観察や発見を出発点にして、学習のテーマを引き出していきます。

このテーマにしたがって、子どもたちはさらに観察したり調査したりという学習活動を展開していきます。

そして再びその結果を話し合い、子どもたちが文章に著わして、新聞として印刷し、結果をみんなで共有するというやり方です。

フレネ教育でも、ダルトンプラン教育のように子どもたちが、自分で時間割をつくるように指導しています。

自主的な発見や探求心を育てるために、フレイネスクールでは、学校の外にでて、実際に人々が仕事をしているところを見たり、自然環境に触れて観察することも強調しています。

子どもたちが自分で考え、身の回りの世界を批判的にみる心を養おうとしています。

フレネ教育では子どもの自由作文を学習の出発点とするため、教員にはかなり臨機応変の指導力が要求されます。

このような指導力をもつ教員を十分に確保するには、独自の養成施設が必要です。

 

実践!フレネ教育

1985年にフレネ教育に出会ってから、たびたびフランスを訪れている田中仁一郎さん。

実践を伴った研究のお話には子育てのヒントがいっぱいです。

 

目に見えるものが子どもたちを動かす

「尊重する」「欲求を導く」「失敗を恐れさせない」と、言葉だけ並べるのは誰にでもできるでしょう。

でも、フレネ学校がほかの学校と違点は、非常に具体的なメソッドがあるというところだと思います。

ある意味では、とても物質的だともいえるでしょう。

抽象論ではないのです。

フランスから帰国して、私がまずやったのは、机の並べ方を変えるということでした。

また、フレネ学校でやっている自由作文や印刷も始めました。

日本語は文字数が多いので、タイプライターを使いました。

大人にはなんでもないことのように見えるかもしれませんが、子どもたちはそれに夢中になりました。

作文を書いた人と印刷する人は別なのですが、作文を書いた子どもも印刷する子どもも、自分の力を友だちのために生かせてたのしいから一生懸命取り組むのです。

フレネは「学校技術」と呼んでいましたが、手紙を書く、絵を描く、作文を書く、資料カードを作る・・・そういった技術が教室の中に定着してくると、子どもたちは自分から「やりたい!」という気分になるのです。

主体的に関わるということでは、学習計画表も取り入れました。

また、<学級間通信>もやってみました。

いずれも、相手からの反応があるということが、子どもたちはうれしいんです。

反応が返ってくるということは、自分というものの価値が認められるということですから。

「自分のことをわかってもらえたんだ」と思えることは、何にも替えがたいものなのです。

それが、「やってみたい」と思うことへの大きな動機になりますよね。

 

大人と子どもが話し合える関係を

もうひとつ、フレネ学校へ行って印象的だったのが教師です。

コンフェランス(研究発表会)などがあっても、先生たちは二言、三言コメントするだけです。

でも、そのことばが非常に的確で、しかも間合いが絶妙なんです。

子どもたちの発言や動きを先生たちがよく見て、聞いています。

そう、フレネ学校の先生たちは、一人ひとりのしか言うことをしっかり聞く。

そして一人ひとりと話し合います。

子どもたちはその様子をよく見ているから、自分の番になったら、きっとちゃんと聞いてもらえるだろうと思えるわけです。

先生が誰かを教えていると、静かに後ろに立って、じっと待っている子どもたちの姿もよく見られました。

先生たちもよく言っていたのが、「本当に必要とする子の横に先生がいなくてはいけない」ということ。

だから間の取り方というのも自然とよくなってくるんでしょう。

すべてを日本に輸入する必要はない、と私は思っています。

日本にもすぐれたものはいっぱいありますから。

でも、フレネの本を少し読んでみて、なにか心に引っかかるものがあったら、ちょっとはじめてみようか、という感じからできることだと思います。

フレネ教育研究会で先生たちの報告を聞いていても、非常にいろいろなやり方をしておられる。

そうして自分なりのやり方でできるところも、フレネ教育のひとつでしょう。

ただ、よく話し合う、ということは先生だけでなくても、親とでも誰でもできるわけです。

子どもが話たり表現をしたがるようであれば、それを聞いて反応してあげる。

大人と子どもが話し合える関係を結ぶ、というところから始まるのではないでしょうか。

 

*【田中仁一郎】長年小学校教育に携わり、現在埼玉大学非常勤講師を務める。
大泉学園小学校時代に若狭蔵之助さんと出会い、フレネ教育を知る。1985年にフレネ
学校を訪ねて以来、数多く訪問。フレネ研究の著書は多数ある。日本フレネ研究会会員。

新聞づくりと批判精神

フレネ教育の最も大きな特色は、新聞づくりです。

子どもたちの自主的な探求心や発見を育てるために、自由作文を重視した教育をしています。

フレネ教育でも、イエナプラン教育と同じように先生と一緒に子どもたちが輪をつくって話し合う時間を重視しています。

しかし、フレネ教育の場合は、その題材として子どもたちがかいた自由作文を中心においています。

先生は子どもたちの観察や発見を出発点にして、学習のテーマを引き出していきます。

このテーマにしたがって、子どもたちはさらに観察したり調査したりという学習活動を展開していきます。

そして再びその結果を話し合い、子どもたちが文章に著わして、新聞として印刷し、結果をみんなで共有するというやり方です。

フレネ教育でも、ダルトンプラン教育のように子どもたちが、自分で時間割をつくるように指導しています。

自主的な発見や探求心を育てるために、フレイネスクールでは、学校の外にでて、実際に人々が仕事をしているところを見たり、自然環境に触れて観察することも強調しています。

子どもたちが自分で考え、身の回りの世界を批判的にみる心を養おうとしています。

フレネ教育では子どもの自由作文を学習の出発点とするため、教員にはかなり臨機応変の指導力が要求されます。

このような指導力をもつ教員を十分に確保するには、独自の養成施設が必要です。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

フレネ教育を実践にも取り組まれている田中仁一郎さん。

学校の教室以外の場でも家庭や、会社などでも取り入れることが出来そう!と感じました。

成人して社会人になったとき、部下に指導を必要とした時も「話を聞く」というスタンスを上司の方がもっていてくれたら、部下のやる気も上がるのではないではないでしょうか??

子ども時代、教育される側からする側へとなったとき・・・あなたはどうしますか?

子どもだけでなく、大人にとっても必要なことがたくさん詰まっていると感じるフレネ教育でした。

 

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